スコットランド1部のハーツは3日、FC東京のFW田川亨介(24)と正式に契約したことを発表した。

　田川は22年1月にサンタクララ(ポルトガル1部)へと期限付き移籍に出ており、先月11日にFC東京復帰を発表していた。しかし今回、改めて4年契約の完全移籍で再び海外に渡った。

　今週始めに現地入りした田川は、登録がスムーズに行けば5日のS・ジョンストンにも出場できるという。フランキー・マカボイ監督はクラブ公式サイトで「以前からFWの補強を考えていた。彼の獲得を嬉しく思う」とコメント。チームにはすでにFW小田裕太郎が所属していることもあり、「小田裕太郎がいることで、彼もすぐにチームに馴染めるだろう」と予想を語った。

　また、テクニカルディレクターのスティーブン・ネイスミス氏は、田川の印象を語る。「亨介はFWのすべてのポジションでプレーできる。彼の加入で選手層はより厚くなる。チームはいま整い始めている。全員が亨介を歓迎し、シーズンをポジティブにスタートさせることを楽しみにしている」と新シーズンに向けた順調ぶりをのぞかせた。

　スポーツ・ディレクターのジョー・サベージ氏は小田獲得からいい流れができていることに自信を示す。「裕太郎を獲得したことで、われわれは日本市場で成功を収めてきた。だから、亨介の才能を手にするチャンスが来たとき、われわれは飛びついたんだ。サポーターは裕太郎を気に入っているし、亨介も同じようになると期待している」。2人の日本人選手の躍動に期待を込めた。

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