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怒る敵将を説得…“開幕節MVP”久保建英の振る舞いに現地紙称賛「チュルディンのサムライが帰ってきた」

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MF久保建英

 ラ・リーガ開幕節で今季初ゴールを挙げたソシエダMF久保建英だが、プレーと関係のない場面での振る舞いでも称賛を浴びているようだ。現地紙『エル・デスマルケ』は久保をこの一戦のプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出しつつ、「他の攻撃的なプレーでも主役だ」とプレー外のエピソードを紹介している。

 ソシエダは今月12日、ラ・リーガ開幕節でジローナと対戦。久保は前半5分、左サイドを攻め上がったDFアイエン・ムニョスからのクロスにゴール前へと走り込むと、冷静な左足シュートでネットを揺らし、早くも今季初ゴールを奪った。

 久保にとっては昨季に続いて2シーズン連続での開幕節ゴール。その後、チームは1-1に追いつかれ、今季初白星こそ逃したものの、久保はリーガ公式が選出するMVPオブ・ザ・マッチに選出されていた。

 またギプスコア地方の地元紙の『エル・デスマルケ』も、プレーヤー・オブ・ザ・マッチにあたる『エル・フガドール・ヒュンダイ』に久保を選出。開始早々の得点について「チームは非常に好調で、得点のチャンスを待つことはなかった。それは昨季最も重要な選手の一人となった久保建英の活躍でそれを実現したのだ」と振り返った。

 加えて記事では、久保のある振る舞いにも言及している。着目したのは試合の前半、セットプレーで競り合っていたソシエダのDFロビン・ル・ノルマンとジローナFWクリスティアン・ストゥアーニがもつれ合いながら倒れ込み、一触即発ムードになった場面。ピッチ上では両者のイエローカードで一旦場が収められたが、久保も一役買っていた。

 その場面で給水のためジローナベンチ前にいた久保は、何やら激しいジェスチャーで怒りを訴える敵将のミチェル監督とスペイン語でコミュニケーション。その結果、指揮官の怒りは収まったのか、小競り合いに加わることはなかった。

 この光景について記事は「他の攻撃的なプレーでも主役だった。ラ・レアルで物議を醸したル・ノルマン対ストゥアーニのプレーでは監督のミシェルに話しかけ、相手監督の不満に説明をしていた。チュルディン(ソシエダの愛称)のサムライが帰ってきた」と称えている。

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