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クロップ監督の“常識”覆した獲得劇…遠藤航のリバプール移籍が決定!!「僕の夢でした」

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MF遠藤航がリバプールに移籍

 リバプールは18日、シュツットガルトから日本代表MF遠藤航(30)を獲得したことを正式発表した。背番号は湘南ベルマーレやシュツットガルトでも背負った「3」に決定。イギリス『BBC』によると契約期間は2027年夏までの4年間となり、移籍金は1900万ユーロ(約30億円)とみられる。

 遠藤は湘南、浦和レッズを経て2018年にシントトロイデンへ移籍し、2019年からシュツットガルトに所属。2021-22シーズンからキャプテンを務めるなど、ボランチを主戦場に活躍してきた。日本代表でも中盤の主力としてプレーし、昨年のカタールW杯では2大会連続のベスト16進出に大きく貢献。今年6月から新主将を務めている。

 昨季プレミアリーグで5位に終わったリバプールは、今夏にMFジョーダン・ヘンダーソン、MFファビーニョ、MFジェームズ・ミルナーなど中盤の主軸を担ってきた選手を放出。一方、補強のターゲットだったMFモイセス・カイセド、MFロメオ・ラビアの獲得に失敗し、そこで白羽の矢を立てたのがブンデスリーガの“デュエル王”だった。

 遠藤はクラブ公式サイトを通じ、「今はとても幸せで、リバプールというビッグクラブに加入できることにワクワクしています。素晴らしい気分ですし、これが僕の夢でした。プレミアリーグで、そして世界でも有数のビッグクラブでプレーすることを常に望んでいました。僕にとっての夢が叶いました」と喜びを語っている。

 また、チームを率いるユルゲン・クロップ監督も「私は本当に幸せだよ。ワタルは本当に良い選手だ」と満足気にコメント。「経験豊富で、シュツットガルトのキャプテンで、日本のキャプテンで、英語が上手で、いいやつで、家族思いで、ピッチの上ではマシーンのようで、そのうえ優れたサッカー選手で、素晴らしい態度をとる。だから本当に嬉しいよ。彼は良いサッカー選手だし、経験豊富で、ハードワークを好むんだ」と絶賛の言葉を並べている。

 さらに遠藤の獲得について「第一に、もし彼が30歳でなければ、彼を獲得できたかどうかは分からない。第二に、彼は常に私のリストに載っていたが、通常はこの年代の選手と契約することはない」と珍しいケースだったことを明かし、「彼は明らかにトップコンディションだし、我々は彼と一緒にとても良い時間を過ごすことだろう。彼ならすぐに我々を助けてくれると確信している。それはとても素晴らしいことだ。シーズンはすでに始まっているからね。彼はピッチ上で自分がどれだけ優れているかを示すだろう。私は彼と一緒にやっていくのが待ち切れないよ」と大きな期待を寄せた。

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