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元日本代表FW李忠成が今季限りで現役引退「次のステージでサッカー界に貢献していきたい」

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日本代表時代のFW李忠成

 アルビレックス新潟シンガポールは14日、元日本代表FW李忠成(37)が2023シーズンをもって現役を引退することを発表した。16日のリーグ最終戦終了後に引退セレモニーを実施するという。

 李はFC東京U-18から2004年にトップチームへ昇格。2005年に柏レイソルへ移籍すると、主力として活躍し、日本国籍取得後の2008年には北京オリンピックに臨むU-23日本代表メンバーに選ばれた。

 翌2009年8月にはサンフレッチェ広島へ移籍し、2011年のアジアカップで日本代表に初選出。オーストラリアとの決勝では、0-0の延長後半に左足で鮮やかなボレーシュートを決め、代表初ゴールを記録するとともに、日本を4度目のアジア王者に導いた。“弓矢パフォーマンス”も含めた得点シーンは、日本サッカー史の名場面の1つとなっている。

 その後はサウサンプトン(イングランド)、FC東京、浦和レッズ、横浜F・マリノス、京都サンガF.C.でプレー。2022年から新潟シンガポールに所属していた。

 李はクラブ公式サイトを通じ、「20年間のキャリアを振り返ってみると、当然悔しい時、悲しい時もありましたが、いつも誰かに支えられて本当に素晴らしいサッカー人生を送ることができました」と周囲への感謝を語っている。

 そして今後について「これからもサッカーには携わっていきたいので次のステージでサッカー界に貢献していきたいと思っています。サッカー選手引退後の活動の一つとして、来年より、日本1周をしながら47都道府県の子供達にサッカーの楽しさ、本質を教える活動をしようと考えています。こちらも次の挑戦として期待してもらえればと思います」と述べた。

以下、クラブ発表プロフィール

●FW李忠成
(り・ただなり)
■生年月日
1985年12月19日(37歳)
■出身地
東京都
■身長/体重
182cm/73kg
■利き足

■経歴
横河FCJrユース-FC東京U-18-FC東京-柏-広島-サウサンプトン(イングランド)-FC東京-サウサンプトン(イングランド)-浦和-横浜FM-京都-新潟シンガポール(シンガポール)
■代表歴
U-23日本代表/日本代表(11試合出場2得点)
■獲得タイトル
2004年:Jリーグヤマザキナビスコカップ 優勝
2011年:AFCアジア杯 優勝
2015年:J1リーグ1stステージ 優勝
2016年:J1リーグ2ndステージ 優勝
2016年:Jリーグヤマザキナビスコカップ 優勝
2017年:AFCチャンピオンズリーグ 優勝
2017年:スルガ銀行チャンピオンシップ 優勝
2018年:天皇杯 優勝
2019年:J1リーグ 優勝
2022年:シンガポールプレミアリーグ 優勝
2023年:コミュニティシールド 優勝
2023年:シンガポールプレミアリーグ 優勝
■個人タイトル
2011年:Jリーグ優秀選手賞
2016年:Jリーグヤマザキナビスコカップ最優秀選手賞
■出場記録
通算:496試合125得点※2023年9月14日現在
■コメント
今シーズンをもって現役から退く決断をしました。当然1人では20年間プロサッカー選手としてプレーを続けることはできませんでした。私の家族、チームメートとスタッフ、サポーター、スポンサーの方々含めて全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。 そして、20年間プロサッカー選手としてプレーさせていただいた、FC東京、柏レイソル、サンフレッチェ広島、サウサンプトン、浦和レッズ、横浜Fマリノス、京都サンガFC、アルビレックス新潟シンガポールの8チーム、本当にありがとうございました。 20年間のキャリアを振り返ってみると、当然悔しい時、悲しい時もありましたが、いつも誰かに支えられて本当に素晴らしいサッカー人生を送ることができました。 プロサッカー選手は今年で引退しますが、これからもサッカーには携わっていきたいので次のステージでサッカー界に貢献していきたいと思っています。

サッカー選手引退後の活動の一つとして、来年より、日本1周をしながら47都道府県の子供達にサッカーの楽しさ、本質を教える活動をしようと考えています。
こちらも次の挑戦として期待してもらえればと思います。

このタイミングでの引退発表となりましたが、9/16(土)、ホームで行われるリーグ最終戦では試合終了後に、リーグ優勝セレモニーと同時に引退表明をサポーターの皆様にさせていただく機会をいただきました。アルビレックス新潟シンガポールの是永会長をはじめとするスタッフの皆様には感謝していますし、これからもこのクラブを応援したいと思います。
リーグ終了後も12月までカップ戦が続くので、再びチーム一丸となり、良いサッカーをお見せしたいと思います。

最後になりますが、今まで私に携わっていただいたすべての方々に心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。


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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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