[9.26 リーグアン第6節 リール 1-2 スタッド・ランス]

　リーグアン第6節が26日に行われ、FW伊東純也とFW中村敬斗が所属するスタッド・ランスは敵地でリールに2-1で勝利した。日本人両選手は揃って先発出場し、ともに勝利に貢献。中村は前節の初アシストに続いて移籍後初ゴールを記録している。

　試合は開始35秒で主審が負傷する波乱の幕開けに。それでもスタッド・ランスは前半12分、左からのCKを伊東が蹴るとファーサイドに流れたボールをMFマーシャル・ムネツィが折り返す。これをFWモハメド・ダラミーが押し込んで先制に成功した。

　続く前半16分、またも伊東から得点が生まれる。ピッチ中央で相手と競り合いながらスルーパスを送ると、ムネツィが反応。ムネツィは右サイドで相手を引きつけてからゴール前でフリーの中村にパスを送った。中村はシュートのタイミングを上手く外してGKリュカ・シュバリエを倒すと、その上にループシュートを放って鮮やかにゴールネットを揺らす。中村は加入から6試合目で嬉しいリーグアン初ゴールとなった。

　得点した中村だが、後半8分にDFチアゴ・サントスへプレスをかけた際に行ったタックルが相手を蹴り上げるような形となってしまい、今シーズン初めてイエローカードを提示された。

　一方、追いかけるリールはMFユスフ・ヤズジュとDFサムエル・ウムティティが負傷交代するアクシデントに見舞われるも、後半は攻勢を強める。GKイェバン・ディウフを中心とするスタッド・ランス守備陣を崩せずに時間が経過したが、後半34分にMFバンジャマン・アンドレの得点で1点を返した。しかし、その後は猛攻もゴールネットを揺らせず、1点差に泣いてタイムアップを迎えた。

　スタッド・ランスは3試合ぶりに勝ち点3を獲得。中村は後半32分まで、伊東は同43分までプレーした。チームは5位に浮上している。

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