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元日国立マッチで森保Jに挑んだMFエカニット・パンヤ「浦和での経験をタイ代表に」

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MFエカニット・パンヤ

[1.1 TOYO TIRES CUP 日本 5-0 タイ 国立]

 2023年夏にムアントン・ユナイテッドから期限付きで浦和レッズに移籍しているタイ代表MFエカニット・パンヤが後半25分にチーム5人目の交代でピッチイン。トップ下の位置に入り、1点を返すべく、前線から全力でボールを追った。

 それでもチャンスをつくるまではいかず、0-5で試合終了。「浦和で5カ月間サッカーをやって、その間に自分はたくさんのスキルを学びました。その経験をタイ代表に使ってみたいという感じで、それは嬉しかったです」と、約20分間のプレータイムを噛みしめるように言った。

 試合を通じて技術でも強度でも差を感じていたようではあるが、「今日の試合でタイ代表は日本代表から経験を貰った。日本はタイより強い。でも、タイのみんながこの試合から学んで、もっと日本のレベルに近づくようがんばっていきたい」と前を向いた。

 浦和とは「自分は契約延長を希望している。契約のことはまだ分からない。でも、続けたい」と言う。「もし浦和でのプレーを来年も続けられたら、もっともっと経験をもらって、自分のキャリアのために良いものにしたい」と熱望している。

 アジア杯のメンバー入りに向けては「きょうの自分のパフォーマンスはあまりうれしくないが、みんな頑張っていた。アジア杯に出られたら、良いパフォーマンスをできるようにという気持ちを持って、自分のスキルを磨いていきたい」。愛称である「ブック」の呼び名で浦和サポーターにも親しまれている男は目を輝かせるように意気込んだ。

(取材・文 矢内由美子)
矢内由美子
Text by 矢内由美子

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