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伊東純也が後半ATにPKセーブされるもGK飛び出しでやり直し…スタッド・ランスはキッカー変更で勝ち越して公式戦6試合ぶり勝利

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FW伊東純也(写真は前回対戦時)

[2.25 リーグアン第23節 ル・アーブル 1-2 スタッド・ランス]

 スタッド・ランスは25日に敵地でリーグアン第23節のル・アーブル戦を行い、2-1で勝利した。先発出場したFW伊東純也は何度も決定機を演出したが味方が決められず、2試合連続のアシストとはならなかった。FW中村敬斗も先発出場し、後半18分までプレーした。

 前半15分、伊東が右サイドを突破してマイナス方向にラストパスを出す。決定機となったが、MFレダ・カドラがフリーで合わせたシュートは相手選手のブロックに遭った。その後はFWアンドレ・アイェウを中心とするル・アーブル攻撃陣に苦戦する。押し込まれる時間が続くなか、同40分には伊東がタッチライン際をスプリントしてボールを残し、攻撃を展開。最後はMFマーシャル・ムネツィがペナルティーエリア内からシュートを打つも、ボールはGKの手の中に収まった。

 伊東は前半のラストプレーにも絶妙なクロスで決定機を演出する。飛び込んだカドラのシュートはミートせずにファーへボールが流れると、ゴール前でFWウマル・ディアキテが反応して押し込んだかに思われたがボールは枠の外に飛び、スコアレスで試合を折り返した。

 後半も伊東がチャンスを生み出す。後半5分、ディアキテにクロスをピタリと合わせるも、シュートはミートせずに外れる。同11分、PA外のゴール正面でボールを拾った伊東がシュート性の鋭いボールを蹴り込むと、ディアキテが完全にフリーの状況でトラップ。あとは流し込むだけだったが、GKマチュー・ゴルジェランの好セーブに防がれた。

 中村は後半にヘディングシュートを放つ機会があったが持ち味を発揮できず、後半18分にFWモハメド・ダラミーとの交代で退く。すると同19分にカドラがドリブルで持ち運び、投入直後のダラミーにパス。これをダラミーが決めてスタッド・ランスが先制に成功した。このゴールに関してVARがオフサイドポジションのカドラがGKに影響を与えたかをチェックしたが、問題なく得点が認められた。

 VARの確認でキックオフまで少々時間がかかると後半21分、スタッド・ランスはキックオフの流れからDFトマ・フォケが2枚目のイエローカードを貰って退場してしまう。得点の喜びがあっという間に冷めると、同28分にVARの介入からル・アーブルにPKが与えられる。これをMFアブドゥライェ・トゥーレが決め、すぐにタイスコアに戻った。

 先制から10分以内に退場者を出し、さらには同点とされたアウェーのスタッド・ランス。スタジアムも逆転を後押しするような雰囲気になる。それでも徐々に持ち直すと、後半45分には伊東が蹴ったCKをMFアミル・リシャルドソンが合わせたが、枠の右に外れた。すると後半アディショナルタイム、MFティボー・デ・スメットがPKを獲得。伊東がキッカーを務めるも、左に蹴ったボールはGKにセーブされた。しかしVARが介入してGKの飛び出しが明らかになってやり直しに。キッカーがダラミーに変わると、ダラミーがゴールネットを揺らして勝ち越しに成功。そのまま2-1で終了し、スタッド・ランスがリーグ戦5試合ぶり、カップ戦を含めると6試合ぶりの勝利を手にした。



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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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