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久保建英のクイックCKから先制点生まれる!! 3戦ぶり先発で“因縁”カディスに勝利

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MF久保建英(写真手前左)のクイックCKからMFミケル・メリノが先制ゴール

[3.15 ラ・リーガ第29節 ソシエダ 2-0 カディス]

 ラ・リーガは15日、第29節を行い、MF久保建英所属のソシエダカディスを2-0で破った。久保は3試合ぶりに先発出場し、機転の利いたクイックCKで先制点を演出。負傷明けのため後半21分に途中交代したが、日本代表合流前の一戦で3試合ぶりの白星に貢献した。

 アジアカップ明けから公式戦6試合連続で90分以上プレーしていた久保は、今月2日のラ・リーガ第27節セビージャ戦を欠場。5日の欧州CLパリSG戦にはフル出場したが、9日のラ・リーガ前節グラナダ戦も欠場しており、この日がリーグ戦では3試合ぶりの先発出場となった。

 現地ではハムストリングの負傷だと報じられており、左脚に黒いテーピングを巻いていた久保。ドリブルの切れ味もどこか抑えめで、鋭い方向転換のシーンでは負傷の影響を感じさせることもあった。

 それでもしっかり結果を出した。前半28分、FWミケル・オヤルサバルのシュートで奪った右CKを久保が急いで蹴りに行き、ゆったりと陣形を整えようとしていたカディス守備陣を尻目にクイックでリスタート。ニアサイドにグラウンダーのパスを出すと、見事に反応していたオヤルサバルがヒールで流し、ゴール前で待っていたMFミケル・メリノが冷静に沈めた。

 ゴール直後、久保はオヤルサバルと目を合わせ、機転の利いたお膳立てにしてやったりの表情。昨年末の対戦では激しいマークだけでなく、悪質なファウルを何度も受けていた因縁の相手カディスに対し、一泡吹かせることに成功した。

 久保はその後、後半21分に途中交代。すると直後、右に開いたMFブライス・メンデスのクロスを1点目と同様にオヤルサバルがトリッキーなヒールパスでそらすと、久保に代わって入ったMFアルセン・ザハリャンがゴール前に走り込み、2点目を奪った。そのまま試合はタイムアップ。久保の欠場中はラ・リーガで2連敗していたソシエダが3試合ぶりの白星を収めた。

 久保はこの後、日本代表の北中米W杯アジア2次予選のため日本に帰国し、21日に国立競技場、26日に平壌での北朝鮮戦に臨む。


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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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