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MLS審判員ストライキが終了!! 開幕から1か月以上経過で新協約に合意、本来のレフェリー復帰にファン喜び

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J1で笛を吹いたエルファス・イスマイル主審

 メジャー・リーグ・サッカー(MLS/北米1部)は3月30日と31日に第6節を開催した。2月21日の開幕から1か月以上が経過し、ようやく本来の担当審判員によって試合が行われた。

 MLSではプロフェッショナル・サッカー審判員協会(PSRA)がプロフェッショナル・レフェリー・オーガナイゼーション(PRO)とMLSに対して審判員の待遇を改善するよう求めていたが折り合いがつかず、審判員のストライキが続いていた。開幕戦から第5節までは下部リーグの審判員や海外の審判員が割り当てられていたが、MLSに慣れていないため本来の審判員が復帰できるように求めるファンも少なくなかった。

 そうしたなか3月26日、PROはPSRAと2031年1月31日までの新たな労働協約で合意に至ったことを発表。同30日のリーグ戦から本来の担当審判員が復帰することを伝えた。『ザ・アスレティック』が審判員の試合給が増加することを伝えながらストライキの終了を報じると、SNS上のファンからは「ついに!」など喜びの声が続出。現地ジャーナリストのローラ氏によると、迎えた復帰戦ではサポーターが審判員を拍手で迎え入れる会場もあったという。

 なお、日本サッカー協会(JFA)は2月28日から3月11日にかけてカタールW杯を担当したエルファス・イスマイル主審ら3人のMLS担当審判員を招聘していた。彼らもMLSの担当をストライキしていたが、J1などで経験を積んで帰国。エルファス主審はDF山根視来とDF吉田麻也がフル出場した3月30日のLAギャラクシー対シアトル・サウンダーズ戦で今季のMLS初担当となった。
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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