beacon

レバークーゼン対ブレーメンはドロー

このエントリーをはてなブックマークに追加

Text alert@ドイツ・ケルン

 3日、ドイツ・ブンデスリーガ第7節のバイヤー・レバークーゼン対ベルダー・ブレーメンの対戦がレバークーゼンのホーム、バイ・アリーナで行われた。試合は2-2ドローに終わった。

 ブレーメンはCLに、レバークーゼンは欧州リーグ(EL)に参戦し、互いに強行日程をこなし合う同士の対戦。しかもブレーメンのバスが移動の際に渋滞に巻き込まれ、試合開始予定17時半に準備が間に合わずに15分遅れで試合が開始となるハプニングがあった。

 しかしながら、試合はハイテンポで、激しいプレスを掛け合う、両チームにとって素早い攻守の切り替えが要求される、ファンにとっては、見応えのある試合内容であった。まずは16分レバークーゼン、トランクイロ・バルネッタがブレーメンのミスから中盤でボールを奪い、パトリック・ヘルメスへ(ドイツビルド紙によれば、愛車ポルシェが盗難にあったばかり)スルーパスを送り、それを彼が落ち着いてゴールに決める。記者席でもはっきりわかったが、VTRならなおさら、ヘルメスはオフサイドポジションにいたのだが……結果はゴール。

 後半に入ると、ブレーメンがウーゴ・アルメイダのFKで53分に、さらに62分には右サイドを崩して抜け出したアーロン・フントのセンタリングにマルコ・マリンがジャンピングボレーでゴールを決め、逆転に成功。ブレーメンにとっては今シーズン初の敵地での勝利の予感が漂ったが、76分にエレン・デルディヨクがブレーメンのペア・メルテザッカーダニエル・イェンセン、ペトリ・パサネンの3人のプレスをかわすと、左サイド11mから弾丸ライナーを決める。終了間際に互いにチャンスをつかんだが、試合は、結局2-2の引き分けに終わる。

 試合後ブレーメンのトーマス・シャーフ監督は、「互いにチャンスをものにできずに試合を終えた。2-2は妥当な結果。次の試合までに時間があるので、しっかり立て直したい」とコメント。
レバークーゼンのユップ・ハインケス監督は「ブレーメンは常に素晴らしいサッカーをするチーム。互いにチャンスがありながらも、ゴールを決めることができなかった。レバークーゼンもブレーメンもその罰を受けた。わたしたちは、勝ち点2を互いに失った」と語った。

<写真>ブレーメンのフント(左)とマリン

(取材・文 福岡正高)

▼関連リンク
W杯3位のDNAを学ぼう:ドイツ流攻撃サッカーを知ろう

TOP