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インテル屈辱…ホームで最下位ノバラに敗れる、長友は後半25分から途中出場

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 セリエAは12日、第23節3日目を各地で行い、5位インテルはホームで最下位のノバラに0-1で敗れた。昨年12月4日のウディネーゼ戦(0-1)以来、11試合ぶりのベンチスタートとなったDF長友佑都は0-1の後半25分から途中出場したが、同点に追いつくことはできず、0-1の零封負けで公式戦5戦白星なし(1分4敗)となった。なお、ノバラのFW森本貴幸はベンチ外だった。

 2戦連続の4失点でメンバーを入れ替えたインテルはMFヴェスレイ・スナイデルが前半7分、9分と立て続けにミドルシュートを放つが、GKサミル・ウイカニの好守で得点を奪えない。

 粘り強く耐えていたノバラは前線に長身FWアンドレア・カラッチョーロを残したカウンター攻撃でリズムをつかみ出す。前半29分にはオフサイドラインぎりぎりで抜け出したカラッチョーロがゴール前に侵入するが、直前でGKジュリオ・セーザルが飛び出し、シュートを打たせなかった。

 インテルは後半開始からMFリッキー・アルバレスに代えてFWジャンパオロ・パッツィーニを投入し、より攻撃的に出るが、均衡を破ったのはノバラだった。後半11分、狙い通りのカウンターからFWジェラが逆サイドのカラッチョーロにパス。うまくトラップで相手DFをかわし、PAやや外から左足を振り抜くと、狙い澄ました弾道が左サイドネットに突き刺さり、アウェーのノバラが先制に成功した。

 ジュゼッペ・メアッツァで最下位チームに負けるわけにいかないインテルは後半16分、FWディエゴ・フォルランを投入し、25分にはDFクリスティアン・キブに代えて長友をピッチに送り込み、攻撃的布陣にシフト。35分には長友の突破から得たFKをスナイデルが直接狙うが、GKウイカニの正面に飛んでしまった。

 後半35分にはノバラMFラドバノビッチが2枚目の警告で退場。数的優位に立ち、最後に猛攻に出たインテルだが、同43分のスナイデルのミドルシュートもクロスバーに阻まれるなど、1点が遠かった。昨年9月20日に敵地で行われたノバラ戦も1-3で敗れているインテルは最下位チームを相手に屈辱的な2連敗。1点を死守したノバラは昨年11月26日のパルマ戦(2-1)以来、11試合ぶりとなる今季3勝目を挙げた。


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