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CL出場権を賭けたロンドンダービー。チェルシーとトッテナムの一戦はスコアレスドローに

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 プレミアリーグは24日、第30節1日目を行った。勝ち点49で5位のチェルシーは、同54で4位に立つトッテナムをホームのスタンフォードブリッジに迎えた一戦。来季の欧州CL出場権を巡るロンドンのクラブによる直接対決は、0-0のスコアレスドローに終わり、両チームの勝ち点差は5のまま。チェルシーの9年連続のCL出場に、黄色信号が灯った。

 22日に行われた第29節のマンチェスター・シティ戦では、終盤まで温存していたFWディディエ・ドログバを先発起用したチェルシー。序盤からロングボールをコートジボワール代表のストライカーに集めるが、トッテナムの固い守備の前に決定機をつくれない。

 両チームが慎重な試合運びを見せる中で、前半終了間際に決定機を得たのはトッテナムだった。MFラファエル・ファン・デル・ファールトがゴールに迫る。最初のシュートはGKペトル・チェフがセーブ。こぼれ球を再度押し込んだが、DFアシュリー・コールが体を張った守備を見せてブロックした。さらに浮いたボールをFWエマニュエル・アデバヨルが頭で押し込もうとしたが、ボールはゴールマウスの上へ外れて行った。

 後半に入ると、4位のトッテナムがチャンスをつくり始める。後半11分、MFガレス・ベイルの突破から、オーバーラップしたDFカイル・ウォーカーがシュートを打ったが、右サイドネットに外れる。

 同28分にはチェルシーもFKのチャンスを得る。MFフアン・マタのシュートをGKブラッド・フリーデルは見送ったが、ボールは右のポストを叩く。その跳ね返りをDFダビド・ルイスが詰めたが、ボールをコントロールできなかった。

 後半30分には両チームのベンチが動く。チェルシーはMFマイケル・エッシェンを下げて、FWフェルナンド・トーレスを投入。対するトッテナムもFWルイス・サハとMFジェイク・リバモアを投入する。この交代で勢いづいたのは、トッテナムだった。後半34分に最終ラインの裏をうまくとったアデバヨルが、GKをかわしてシュートを放つが、ゴール前に懸命に戻ったDFガリー・ケーヒルがブロックしてCKに逃れる。そこからのCKも、ガレス・ベイルのヘッドはクロスバーを叩き、詰めたアデバヨルのシュートも上へ外れた。

 命拾いしたチェルシーは、右サイドに配置していたF・トーレスを中央に移し、ドログバの近くでプレーをさせた。同41分にMFフランク・ランパードのミドルシュートでゴールを狙うが、ボールはGKの正面に飛んだ。

 後半のロスタイムにもトッテナムはガレス・ベイルの強烈なFKにDFウィリアム・ガラスが合わせたが、GKチェフの好セーブに阻まれた。このままロンドンダービーは0-0の引き分けに終わり、トッテナムは大きな勝ち点1をつかんだ。


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