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香川が絶妙パスで先制点演出、ドルトムントは23戦無敗でバイエルンとの天王山へ

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 ブンデスリーガは7日、第29節1日目を行い、MF香川真司の所属する首位ドルトムントは敵地でMF長谷部誠の所属するボルフスブルクと対戦し、3-1で勝った。2試合ぶりの勝ち点3を手にし、連続無敗記録を23試合(18勝5分)に更新。トップ下で先発した香川は4戦連発こそならなかったが、絶妙なパスで先制点の起点になった。2試合連続ベンチスタートの長谷部は2戦連続で出番なし。2位バイエルンと勝ち点3差をキープしたドルトムントは次節11日、ホームにバイエルンを迎える。

 立ち上がりから果敢に仕掛けた。前半4分、DFシュメルツァーのパスに反応した香川がPA内で倒されるもファウルはなし。同9分には香川の絶妙なラストパスからFWレワンドフスキが右足でシュートを打ったが、惜しくも枠を捉え切れなかった。それでも前半22分、香川の右足アウトサイドの絶妙なスルーパスからMFペリシッチが左サイドを突破。折り返しに走り込んだレワンドフスキが右足で合わせ、先制のゴールネットを揺らした。

 香川を中心にチャンスを立て続けにつくったドルトムントは1-0で折り返した後半立ち上がりの4分にMFギュンドガンが追加点。後半14分にはMFブラスチコフスキのシュートがクロスバーに弾かれるなどボルフスブルクを押し込んだ。

 ところが、後半16分、MFデヤガの右クロスからFWマンジュキッチがヘディングシュートを叩き込み、1点を返したボルフスブルクが勢い付く。劣勢に回ったドルトムントは同28分にギュンドガンの左クロスに反応した香川がDFと競り合いながら右足でシュートを狙ったが、わずかにゴール左へ。同31分にはまたも香川がPA内で倒れたが、やはり笛は鳴らなかった。

 後半36分に香川をベンチに下げ、粘り強いディフェンスでボルフスブルクの反撃に耐えるドルトムントに対し、ボルフスブルクは後半39分にDFマドルンクが2枚目の警告で退場。自滅した格好となり、数的優位に立ったドルトムントは後半45分にレワンドフスキが試合を決定づける3点目を奪った。

 3-1の勝利で2試合ぶりの勝ち点3を手にしたドルトムント。23戦負けなし(18勝5分)で勝ち点を66に伸ばし、2位バイエルンとの勝ち点3差をキープした。次節11日はいよいよバイエルンとの天王山。連覇の行方を左右する大一番となる。


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