beacon

プレミアリーグ第33節2日目:10人のリバプールが劇的勝利

このエントリーをはてなブックマークに追加

 プレミアリーグは10日、第33節2日目を行った。敵地でリバプールと対戦したブラックバーンは、後半ロスタイムにFWアンディ・キャロルが決勝ゴールを挙げ、3-2で5試合ぶりに勝利を飾った。

 立ち上がりから攻勢に出たリバプールは、前半13分に先制点を挙げる。FWクレイグ・ベラミーの右サイドからの折り返しをFWマキシ・ロドリゲスが決めた。さらに3分後にも波状攻撃からマキシ・ロドリゲスが2点目を決めてリードを広げた。

 優勢になったリバプールだが、同25分に不用意なバックパスを相手FWデビッド・ホイレットに渡してしまう。PA内でGKドニが対応するが、ホイレットを倒してしまい決定機阻止の判定で退場となってしまう。正GKのペペ・レイナも出場停止になっていたため、第3GKブラッド・ジョーンズが出場した。ブラックバーンはFWヤクブ・アイェグベニがシュートを放つが、ジョーンズがキャッチしてピンチを凌ぐ。しかし、同36分、FKのピンチを迎えたリバプールは、右サイドからのクロスに対してゴール前の守備がルーズになる。ヤクブにフリーでヘディングシュートを許して、1点を返されてしまう。

 後半の立ち上がり、10人のリバプールも惜しいチャンスを迎えるが、キャロルのヘディングシュートは枠を外れる。決定機を逃すと後半16分、GKジョーンズが前線にクリアーしようとしたボールがヤクブに当たると、ボールはゴール前に高々と上がる。これをジョーンズは1バウンドさせてキャッチしようと判断したのか、ダイレクトでボールをつかまずに、一度グラウンドに落とす。そのボールを狙っていたヤクブが拾うと、たまらずジョーンズが抱え込んで倒してしまう。こちらも決定機阻止だが、審判はイエローカードを提示。2人目のGK退場という最悪の事態こそ免れたリバプールだが、2度目のPKをヤクブに決められて、2-2の同点に追いつかれる。

 それでも、ここ4試合勝利のないリバプールを救ったのはキャロルだった。後半ロスタイム、CKからの流れでDFダニエル・アッガーがつないだボールに、キャロルがヘディングで反応し、決勝点を叩き込んだ。劇的な勝利を収めたリバプールは、勝ち点を46に伸ばし、ライバルのエバートンとの差を1に詰めている。週末にはFA杯準決勝でそのエバートンと対戦するが、レイナ、ドニは出場停止処分が下されているため、この日PKを止めながらも、凡ミスを見せたGKジョーンズが先発予定となっている。

ブラックバーン 2-3 リバプール
[ブ]ヤクブ・アイェグベニ2(36分、61分)
[リ]マキシ・ロドリゲス2(12分、16分)、アンディ・キャロル(90+1分)


▼関連リンク
プレミアリーグ特集ページ

TOP