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マンUが1月以来の敗戦。勝利したウィガンは降格圏を脱出

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 プレミアリーグは11日、第33節3日目を行い、アウェーでウィガンと対戦したマンチェスター・ユナイテッドが0-1で敗れる波乱が起きた。

 立ち上がりから劣勢のユナイテッドはGKダビド・デ・ヘアが大忙し。MFジェームズ・マッカーサーのシュートを防ぐと、その直後にもFWショーン・マロニーのCKをパンチングでクリア。そのボールをMFジャン・ボセジュールが狙ったが、シュートは枠を外れて行った。

 出足の良いプレスで、マンUの攻撃を抑えたウィガンは、前半30分にCKからMFビクター・モーゼスがヘディングシュートを決める。先制点かと思われたが、直前にキーパーチャージがあったとして、ゴールは認められなかった。前節の先制点に続き、マンUはミスジャッジに救われる。

 後半に入ってもウィガンは攻め続ける。そして後半5分、再びCKから決定機をつくりだす。ショートコーナーを蹴ったマロニーが、ボセジュールからリターンパスを受けると、そのまま加速し、ピッチ中央へドリブルする。ユナイテッド守備陣が寄せきれずにいると、スピードに乗ったままゴール右隅に鮮やかなシュートを決める。審判も文句のつけようがない美しいゴールで、ウィガンが先制した。

 先制を許したユナイテッドは、FWハビエル・エルナンデス、FWウェイン・ルーニーを下げて、FWダニー・ウェルベック、MFナニを投入し、流れを変えようとする。ウィガンを押し込むユナイテッドは、後半26分、ジャッジに泣かされる。DFフィル・ジョーンズのクロスがDFマイノル・フィゲロアの手に当たるが、PKは与えられなかった。

 逆に試合終盤には再びウィガンも好機をつくり、マロニーが決定的なシュートを放ったが、デ・ヘアが凌いだ。試合はこのまま、集中した守備を崩さなかったウィガンが1-0で勝利。リーグ戦で初めてマンUを下し、勝ち点3を上乗せしたウィガンは、勝ち点31で日本代表FW宮市亮の所属するボルトンを抜き、降格圏外の17位に浮上した。対するユナイテッドは1月のニューカッスル戦(0-3)以来の敗戦。この日勝利した2位シティと、まだ勝ち点差5あるとはいえ、試合内容の悪さは気がかりなところ。中2日で迎える次節のアストン・ビラ戦(14日)までに、チームを立て直すことができるだろうか。


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