beacon

ノバラがラツィオから金星!!残留へ望みつなぐ…森本は後半12分までプレー

このエントリーをはてなブックマークに追加

 セリエAは25日、第33節を行った。残留争いを繰り広げるFW森本貴幸の所属する19位ノバラは、3位ラツィオと対戦。森本は先発出場し後半12分までプレーしたが得点は奪えなかった。試合は1-1で迎えた後半34分、森本と交代でピッチに立ったFWジュゼッペ・マスカラが直接FKを決めて、2-1でノバラが勝利した。ノバラは勝ち点を28まで伸ばしたため、今節での降格はなくなった。

 2試合ぶりの先発となった森本は前半から積極的にゴールを目指した。開始1分、チームファーストシュートを右足で放つと同9分にも右サイドから出たクロスがファーサイドで待つ森本めがけて上がるが、直前でDFにカットされた。

 ノバラ優勢で試合が進む中、先制点もノバラに転がり込む。前半35分、右サイドからMFアンドレア・マッツァラーニがゴール前にクロスを入れる。ニアで森本がつぶれてボールは流れる。するとFWアンドレア・カラッチョーロの前でカットにいったラツィオDFモビド・ディアキテの足に当たりゴールに吸い込まれる。ノバラが待望の先制点を手にした。

 しかしこのリードも長くは続かなかった。ノバラは前半37分、MFステファノ・マウリに中央を突破されミドルシュートを放たれる。GKが弾くがこぼれ球をFWアントニオ・カンドレバに頭で押し込まれ、あっという間に同点に追いつかれてしまう。

 同点とされたノバラは前半39分にカウンターから最後森本が左足でゴールを狙うも、グラウンダーのボールはGKに横っ飛びキャッチされ得点できない。前半は1-1で折り返した。

 森本は後半に入っても積極性を見せたが、後半12分にマスカラと交代でピッチを後にした。だが疲れの見え始めたノバラはここから防戦一方となる。

 後半20分にはラツィオがゴール前の混戦から最後はFWリボル・コザクが押し込むが、完全にオフサイド。さらにラツィオの攻勢が続き、同23分にはマウリにゴール前フリーでシュートを放たれるが枠を外れた。

 しかし久々に得たチャンスでノバラが勝ち越しに成功する。後半34分、ゴール前絶好の位置で得たFKをマスカラが右ポストに当てながらゴールにねじ込んだ。これが残留を争うチームの底力か。CL出場権を争う3位ラツィオから再びリードを奪ってみせた。

 試合は2-1でノバラ勝利で終えた。厳しい戦いが続くノバラだが、今節での降格は回避。次節はホームでユベントスと対戦する。


▼関連リンク
欧州組完全ガイド
セリエA特集ページ

TOP