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R・バッジョ氏、PK失敗のメッシ&C・ロナウドを擁護

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「PKを蹴る勇気を持つ者だけが失敗する」

 元イタリア代表のロベルト・バッジョ氏が、バルセロナFWリオネル・メッシやレアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウドを擁護している。チャンピオンズリーグ(CL)でPKを失敗した両選手について、かつてワールドカップ(W杯)で苦い経験をしたイタリアのレジェンドは、「PKを蹴る勇気」を忘れてはいけないと語った。

 メッシはCL準決勝セカンドレグでPKを外してしまい、チームは2試合合計2対3で決勝進出を逃した。C・ロナウドはバイエルン・ミュンヘンとの準決勝のPK戦で、バイエルンGKマヌエル・ノイアーにPKをセーブされている。マドリーはPK戦で敗れ、バルセロナ同様に準決勝敗退となった。

 R・バッジョ氏は1994年アメリカW杯の決勝で、やはりPK戦でPKを失敗している。ボールがクロスバーのはるか上を越え、最終キッカーとなったR・バッジョ氏のうなだれた姿を記憶しているファンも多いだろう。

 現役世界最高と言われるスペイン2強のエースが、それぞれ大舞台でPKを失敗したことについて、R・バッジョ氏はイタリア『ANSA通信』で、「PKを失敗するのは、PKを蹴る勇気を持つ者だけだ」と述べ、メッシとC・ロナウドを批判すべきではないとの見解を示している。

 また、R・バッジョ氏は「120分間を戦ってからPKを蹴るのは、さらに難しいことなんだ」とコメント。延長戦を含めて激しいプレーを続けてきた選手にとって、PK戦がいかに大変なものかも強調している。

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