beacon

メッシ不発もバルセロナは後半ロスタイムの劇弾でドロー締め

このエントリーをはてなブックマークに追加
 リーガ・エスパニョーラは12日、最終節の1日目を行い、2位バルセロナは敵地でベティスと対戦した。今季限りで退任するグアルディオラ監督のリーガ最終戦。前半9分にMFブスケツのゴールで先制したが、後半8分にDFダニエウ・アウベスが退場すると、同26分、29分と立て続けに失点。それでも、後半ロスタイムにMFセイドゥ・ケイタが劇的な同点弾を決め、2-2の引き分けに持ち込んだ。バルセロナは25日、今季公式戦最終戦となるコパ・デル・レイ決勝でビルバオと対戦する。

 試合は立ち上がりに動いた。バルセロナは前半9分、4試合ぶりに先発復帰したMFシャビの左CKにニアサイドでブスケツが頭で合わせる先制点。ブスケツが最終戦で今季初ゴールを決め、リードを奪った。

 前半18分には2試合連続ハットトリック中のFWメッシが右サイドから中に切れ込み、左足でミドルシュートを狙うが、ゴール左へ。同32分にはオーバーラップしたDFアドリアーノがシュートまで持ち込むが、GKが好セーブ。同37分、ドリブルで持ち込んだメッシのシュートもDFにブロックされた。

 1点リードで折り返した後半8分、ダニエウ・アウベスが2枚目の警告で退場。数的不利に立たされると、まさかの展開が待っていた。後半26分、FWルベン・カストロの鮮やかなループシュートで同点に追いついたベティスは同29分にもカストロがゴール。わずか4分間で試合をひっくり返した。

 リーガ最終戦でグアルディオラ監督に白星をプレゼントしたいバルセロナは後半ロスタイム、メッシの直接FKが右ポストを直撃。このまま敗戦かと思われたが、試合終了間際に途中出場のDFモントーヤからの右クロスをケイタがヘディングでねじ込み、執念で追いついた。試合は2-2で終了。連勝は4でストップし、最終戦を勝利で飾ることはできなかったが、敗戦濃厚の展開から勝ち点1をもぎ取り、コパ・デル・レイ決勝につなげた。

 最近3試合で9得点を量産していたメッシは不発に終わり、4試合ぶりのノーゴール。4得点を挙げた前節のエスパニョール戦(4-0)で今季リーグ通算50得点の大台に乗せ、欧州のシーズン最多得点記録を塗り替えたが、さらなる更新はならなかった。ただ、明日13日に最終節を残すFWクリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリー)には5点差を付けており、得点王はほぼ確実な状況だ。今季公式戦での総得点は72。こちらも欧州1部リーグでの1シーズン公式戦最多得点記録を更新中で、25日のコパ・デル・レイ決勝でさらに記録を伸ばし、ラスト采配となるグアルディオラ監督へ有終の美となるタイトルをプレゼントしたい。

ソシエダ 1-0 バレンシア
[ソ]アントワン・グリズマン(64分)

ベティス 2-2 バルセロナ
[ベ]ルベン・カストロ2(71分、74分)
[バ]セルヒオ・ブスケツ(9分)、セイドゥ・ケイタ(90分+2)


▼関連リンク
リーガ・エスパニョーラ特集ページ

TOP