自身のポジションにはこだわらず

　ドイツ代表DFフィリップ・ラームは、ブラジル代表FWネイマールの負傷を嘆いた。

　ドイツはワールドカップ(W杯)準決勝でブラジルと対戦する。しかし、ホスト国のエースは準々決勝で負傷し、残り2試合を欠場することが決まった。さらに、ドイツとの試合では、DFチアゴ・シウバも出場停止で不在になる。

　ラームは、ドイツ『ビルト』でこのように話した。

「2人がいないのは残念だ。特にネイマールのことは残念だよ。ホームでのW杯、それも準決勝に、ケガで出られないのはきついね。W杯では誰とでも戦うつもりだ。ネイマールと対戦できたらと思うよ。ただ、ブラジルには彼に不在を埋める選手がいるだろうけどね」

　ラームは準々決勝で本職のサイドバックをこなした。同選手のポジションは大きな話題になっているが、本人はポジションを気にしないと語っている。

「周囲がポジションについて話すのは普通のことだと思う。これはサッカーだ。僕にとって、どこでプレーするかはたいした問題じゃない。僕たちはW杯が始まるときに、ケガから戻ってきたばかりの選手がいた。監督は僕が中盤に入るべきだと決めた。今大会、僕が中盤に入って負けていない。チームが良いサッカーをして勝つことが、僕にとっては大切なことだ」

　ブラジルとの準決勝は8日に行われる。

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