beacon

ともに連勝ならず…オランダ先制もエクアドルはバレンシアの2戦連発3得点目でドロー持ち込む

このエントリーをはてなブックマークに追加

エクアドルはエースのFWエネル・バレンシアが2試合連続ゴール

[11.25 カタールW杯A組第2節 オランダ1-1エクアドル ドーハ/ハリファ]

 カタールW杯は25日、グループリーグ第2節を行い、A組のオランダ代表エクアドル代表と対戦し、1-1で引き分けた。オランダ、エクアドルともに1勝1分の勝ち点4となり、29日の最終節でオランダは2連敗のカタール、エクアドルは1勝1敗のセネガルと対戦する。

 21日の初戦でセネガルを2-0で下したオランダと、20日の開幕戦でカタールを2-0で破ったエクアドル。ともに初戦を白星で飾ったチーム同士の対戦は前半6分、オランダのFWコーディ・ガクポ(PSV)が豪快な左足ミドルをゴールネットに突き刺し、いきなりスコアが動いた。

 ガクポの2試合連続ゴールで先制したオランダだが、その後はなかなか決定機をつくれず、徐々にエクアドルの反撃を受ける。エクアドルは前半32分、開幕戦で2ゴールを挙げたFWエネル・バレンシア(フェネルバフチェ)が左サイドからドリブルで中に切れ込み、右足でミドルシュートを打ったが、デビュー2戦目のGKアンドリエス・ノパート(ヘーレンフェーン)が好セーブを見せた。

 前半アディショナルタイム、エクアドルは右CKのセカンドボールからDFペルビス・エストゥピニャン(ブライトン)がゴールネットを揺らすが、オフサイドポジションにいたDFジャクソン・ポロソ(トロワ)がGKの視界を遮ったと判断されたか、オフサイドの判定で同点ゴールとはならなかった。直後に前半終了のホイッスル。エクアドルの選手は主審に抗議するが、前半は1点ビハインドでの折り返しとなった。

 それでも後半立ち上がりにエクアドルが正真正銘の同点ゴールを決める。敵陣でオランダのビルドアップからボールを奪い、エストゥピニャンが左足でシュート。ノパートが弾いたボールをバレンシアがすかさず右足で押し込んだ。バレンシアの2戦連発となる今大会通算3ゴール目で1-1の同点に追いついた。

 会場の雰囲気も味方につけ、一気に攻勢を強めるエクアドルは後半14分、MFゴンサロ・プラタ(バジャドリー)の左足シュートがクロスバーを直撃した。一方のオランダはポゼッションでは上回るものの、なかなかシュートまで持ち込めない。逆にエクアドルが鋭い速攻からゴールに迫った。

 1-1のまま試合は膠着状態となる。エクアドルは後半42分、バレンシアがピッチ上に倒れ込み、そのまま担架で運び出される負傷交代。エースを欠くことになったエクアドルに対し、オランダも最後まで攻め手を欠き、1-1の痛み分けで勝ち点1を分け合った。

(取材・文 西山紘平)

▶「FIFAワールドカップ」ABEMAで全64試合を無料生中継!ハイライト無料配信!
★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2022W杯カタール大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2022W杯カタール大会日程&TV放送

TOP