イラン代表のカルロス・ケイロス監督は、ウェールズ代表を撃破したチームを称えた。

　25日に行われたカタール・ワールドカップグループB第2節でイランはウェールズと対戦。スコアレスで前半を終えると、後半には立て続けにポストに嫌われたイランだが、終盤に相手GKが退場になり、数的有利に立つ。そして後半アディショナルタイム、ルーズベヒ・チェシミとラミン・レザイーアンがネットを揺らして2-0で勝利した。

　初戦のイングランド戦では2-6の完敗を喫したイランだが、そこから4日間で立て直し、この試合で今大会初白星を挙げた。この結果を受け、ケイロス監督は試合後に「喜びであり、幸福であり、ドラマであり、私はこの試合を愛している」と話し、選手たちを称えた。

「素晴らしい日になった。我々はフットボールに戻って来た。選手たちに感謝を伝える言葉がない。彼らは素晴らしく、彼らはすべての注目とリスペクトに値する。我々は難しい状況からリバウンドしたのだから、この結果は非常に感動的だ。これはまだ始まりに過ぎず、我々には仕事を終わらせる必要がある」

　また、初戦ではイラン国内で起きる政府への抗議活動をサポートするために国歌を歌わなかったイランの選手たちだが、この試合前には国歌を歌い、サポーターからブーイングを浴びていた。

　この件に関する質問を受けたケイロス監督は「選手たちがフットボールをプレーするのを愛していることを人々は理解することになる。我々の選手たちはサポートを受けるにふさわしい。我々は彼ら(イラン国民)のためにプレーした。これが我々がここにいる唯一の理由であり、我々はファンのためにプレーしている」と回答した。

---

▼「FIFAワールドカップ」ABEMAで全64試合を無料生中継!ハイライト無料配信!
★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2022W杯カタール大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2022W杯カタール大会日程&TV放送