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攻撃陣爆発の前回準VクロアチアがF組首位浮上! カナダはGL敗退も歴史的W杯初ゴール

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初戦はスコアレスだったクロアチアだが大量4ゴールを奪った

[11.27 カタールW杯F組第2節 クロアチア4-1カナダ ドーハ/ハリファ]

 27日、カタールW杯グループリーグ第2節が行われ、F組ではクロアチア代表カナダ代表が対戦した。FWアルフォンソ・デイビスが先制点を挙げたカナダだが、FWアンドレイ・クラマリッチとFWマルコ・リバヤのゴールでクロアチアが逆転。後半にも加点したクロアチアが今大会初勝利を挙げた。一方、カナダのグループリーグ敗退が決定している。

 電光石火の先制を遂げたのは、カナダだった。開始2分、GKミラン・ボージャンのロングフィードがFWサイル・ラリンにわたると、右サイドのFWタジョン・ブキャナンに展開。ブキャナンはファーサイドのデイビスへのクロスを選択すると、デイビスがヘディングシュートを叩き込む。2大会目の出場となるカナダにとって、これがW杯における記念すべき初ゴールとなった。

 強靭なフィジカルを誇るカナダイレブンに対し、クロアチアは攻撃の形をつくれない時間が続く。それでも26分にはMFマルセロ・ブロゾビッチ→リバヤ→クラマリッチとパスがつながり、クラマリッチがゴールネットを揺らしたが、リバヤのポジションがオフサイドと判定されて、ゴールとはならなかった。

 前半終盤、セカンドボールを回収する回数を増やすクロアチアがボール支配率を高めていくと、36分、MFマテオ・コバチッチが左サイドのFWイバン・ペリシッチにボールをつけると、ペナルティエリア内のクラマリッチに斜めのボールを入れる。これをクラマリッチが左足で流し込み、クロアチアが同点に追いつく。

 そして前半終了間際の44分、右SBのヨシプ・ユラノビッチがゴール前に持ち上がると、カナダDFに囲まれながらも股抜きパスをリバヤへ。背番号14はペナルティエリアの外から右足を一閃。地を這うようなミドルシュートが突き刺さり、クロアチアが試合をひっくり返して最初の45分を終えた。

 後半に入ってもクロアチアペースの流れは変わらず、9分、MFルカ・モドリッチが右サイド深い位置まで進入すると、中央へ折り返す。クラマリッチのシュートはゴール左隅へと向かうが、GKミラン・ボージャンの好セーブに阻まれてしまう。

 後半25分、ペリシッチのクロスをクラマリッチが右サイドで処理すると、左足に持ちかえて振り抜くと、この日2点目を挙げる。
 
 3-1でクロアチアリードのまま推移したアディショナルタイムには、途中出場のMFロブロ・マイェルが追加点。 初戦をスコアレスドローで終えていたクロアチアは、大量4ゴールを奪って勝ち点を4にのばした。

 F組は1位クロアチア(勝ち点4)、2位モロッコ(同4)、3位ベルギー(同3)、4位カナダ(同0)の順位に。カナダは2連敗でグループリーグ敗退が決まっている。

 グループリーグ最終節は12月1日、クロアチアはベルギー、カナダはモロッコと対戦する。


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