beacon

メッシ会見が喜びのあまり急遽中止に…W杯トロフィーを大事に抱え、陽気に歌いながら優勝パレードへ

このエントリーをはてなブックマークに追加

アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリSG)

 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリSG)がカタールワールドカップ決勝フランス戦の終了後、プレーヤー・オブ・ザ・マッチが担当する記者会見に出席せず、悲願のW杯トロフィーを大事そうに抱えながら優勝パレードに旅立った。

 延長戦にもつれ込む大激闘となった決勝のフランス戦で、2ゴールの大活躍を見せたメッシ。前半23分にPKで先制ゴールを奪い、2-2の延長後半にも一時勝ち越しとなる2点目を沈めると、追いつかれて迎えたPK戦でも1人目のキッカーとしてPKを成功させ、36年ぶりのW杯制覇に大きく貢献した。

 メッシ自身にとっても5回目のW杯で悲願の初制覇。ようやくトロフィーを手にした感慨からか、午後9時の試合終了から2時間以上が経ってもプレーヤー・オブ・ザ・マッチの記者会見場に姿を現さず、ロッカールームでチームメートと歓喜を分かち合っていたようだ。

 そして日付が変わった午前0時過ぎ、アルゼンチンの選手たちは一列に並び、大音量で「ダレ・カンペオン!ダレ・カンペオン!」と歌いながらミックスゾーンに登場。その隊列を先導していたのがメッシだった。W杯トロフィーを大事そうに抱え、ときおり高く掲げながら、重圧から解き放たれたような満面の笑顔で歩いていった。

 また選手の中にはシャンパンを手にする者もおり、メッシの相棒として同居生活を送っていた元アルゼンチン代表FWのセルヒオ・アグエロ氏もやや酩酊した表情で登場。ミックスゾーンは一時祝勝会のような雰囲気となった一方、選手が報道陣の取材に応じることはなく、陽気に歌いながら去っていった。

 結局、メッシのプレーヤー・オブ・ザ・マッチ記者会見も中止。選手たちは2階建てのバスに乗って優勝パレードに向かい、決勝戦が行われたスタジアムのあるルサイル地域の大通りを通行した。アルゼンチンからは多くのサポーターがカタール入りしていた中、そのうちチケットを購入できなかった大勢の人々も沿道に集結。カタール建国記念日の花火にも彩られ、派手に優勝の喜びを共有したという。

(取材・文 竹内達也)

▶「FIFA ワールドカップ」決勝トーナメントもABEMAで無料生中継!ハイライト無料配信!
★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2022W杯カタール大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2022W杯カタール大会日程&TV放送

TOP