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U-17W杯目指す96年JAPAN世代6人奮闘も、FW北川「力不足かなと思います」

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[2.23 NEXT GENERATION MATCH U-18Jリーグ選抜0-0日本高校選抜 国立]

 今秋UAEで開催されるU-17W杯に臨む96年生まれの96JAPAN世代6人が国立のピッチに立った。右SB石田崚真(磐田U-18)、MF宮本航汰(清水ユース)、MF中野雅臣がU-18Jリーグ選抜として、また左SB高橋壮也(立正大淞南高)が日本高校選抜としてそれぞれ先発のピッチに立って技術や身体能力の高さを発揮し、Jリーグ選抜FW北川航也(清水ユース)と高校選抜MF平岡翼(作陽高)は交代出場ながらそのスピードと局面を打開する力で存在感を放った。

 昨年、U-16日本代表として出場したAFC U-16選手権準決勝イラク戦で2得点を挙げるなど日本のアジア準Vに貢献した北川は、この日わずか17分間のみの出場だったが、投入直後の後半21分、抜群のスピードでDFを振り切ってPAへ飛び込むと、決定的な右足シュート。だが「スペースが開いたのが見えた。トラップまでは良かったんですけど、最後、足下に入りすぎてボールを蹴れなかったというのが、力不足かなと思います」と振り返った一撃はGK正面を突いて得点にならず。その後も得点に絡むことはできず、U-17W杯メンバー入りへ国立でアピールすることはできなかった。

 現在高校1年生の北川は「ワールドカップに出たいっていう気持ちがありますし、ワールドカップに出て、そこからまた上にいくチャンスもある。プロになることが目標ですから(ひとつずつ)やっていきたいです」と誓った。清水ユースでの目標は高円宮杯プレミアリーグイーストで20得点を挙げて得点王を獲得し、トップチームへ昇格したFW加賀美翔のゴール数を越えること。「FWをやると思うので、去年の加賀美くんを越えるくらい点を取ること。(得点王?)そうです」。同じく、W杯を目指すライバルたちに負けないように結果を残し続ける。

(取材・文 吉田太郎)

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