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「関西にはないんかなと思っていました」「NIKE FC」の関西プログラムが始動!

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 25日、大阪府内で「NIKE FC」の関西オープニングプログラムが実施された。

 「NIKE FC」とは「上手くなりたい」「目標を達成したい」などと願う育成年代のフットボールプレーヤーに向けて、ナイキジャパンが所属チームのトレーニングプラスアルファの経験の場として行なっているプログラム。2010年10月に発足し、1100名を越える育成年代の選手たちがメンバーとなっている。部活動や所属クラブの練習に加えてより上手くなりたいと意欲を見せる選手たちが成長の場としている「NIKE FC」が2013年7月からリニューアル。関東のFIELD PROGRAMMEには日本代表DF長友佑都やアーセナルのアーセン・ベンゲル監督と言った世界的な選手、指導者が参加するなどよりスケールが大きくなった印象だが、今回、これまで関東のみで開催されていたプログラムを関西でも行うことになった。

 その第1回として1月の全国大会準優勝の強豪、京都橘高(京都)や全国常連の近大附高(大阪)の選手など18名のメンバーが参加。長居スタジアムに集合した。NIKE FCのリー・マンソンヘッドコーチから「NIKE FCにようこそ。NIKE FCでは今日のような特別なプログラムのほか、ピッチ上でトレーニングをおこなったり、普段なかなか経験することの無いセレクションをおこなってメンバーをセレクトし、大会に臨むなどキミたちが上手くなるためのプログラムを用意している。約束しよう。NIKE FCに参加すればキミは必ずレベルアップすることができる。世界で活躍する選手を本気で目指して欲しい。日本を代表する選手になってほしい。そのためには何事も積極的に行うこと。そうすることでチャンスをつかむことができる」と迎えられた選手たちは、第1回のプログラムとして来日中だったマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)のトレーニングをスタンド、ピッチサイドからそれぞれ見学。「マンチェスター・ユナイテッドのトレーニングでは誰がベストプレーヤーか考えながら見てほしい。自分がなぜそのプレイヤーを選んだのか理由をしっかりと考えながら見ること。見る角度によって違うベストプレイヤーが生まれてくるだろう」とマンソンヘッドコーチからアドバイスを受けた選手たちは食い入るような視線でトレーニングを見つめていた。

「プロになって世界でも活躍することのできるプレーヤーになることが目標」という近大附の辻尾起也(3年)は「個人個人がパスであったり、コントロールであったり、本当にレベルが高い。タッチが柔らかくて、シュート精度も高かった。世界トップでプレーする選手たちを肌で感じることができた」と意識を高めた様子。トレーニング見学終了後にポイント解説を行ったマンソンヘッドコーチは「ただ見るのでは何も変わらない。『この選手は何が自分と違うのだろう。何がすごいのだろう』。そういったことを考えながらみることで、自分が今努力するべきことが見えてくる。今日世界レベルのトッププレイヤーを見て学んだことを必ず次に活かして欲しい」と期待していた。

 今後はパスなどテーマをフォーカスしてトレーニングが行われていく予定。選手たちにとって「NIKE FC」は自分をさらに磨くための場である。練習試合で「NIKE FC」と対戦し、その存在を知っていたという京都橘の大野拳弥は「関西はないんかなと思っていました。自分のダメなところが足元のところ。NIKE FCで足元のところを重点的につけていきたい」と宣言。そして東大阪大学柏原高(大阪)の谷山健(3年)は「個人の能力を上げたり、どの選手にもチャンスがあるんやぞという道へ導いてくれる計画で、すごい自分も気になっていた。自分としても今、個人の力を上げたくて、この夏課題を持っていたところ。こういう機会と巡り会えたので、プラスにしていきたい」と意気込んでいた。8月18日には今度はフィールド上で、UEFAライセンス所有のNIKE FCコーチたちによるトレーニングが実施される。「自分を変えたい」「ライバルに差をつけたい」と願う関西の選手たちが「NIKE FC」で成長するためのヒントを見つける。

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