beacon

[MOM909]新潟ユースDF酒井高聖(3年)_失点きっかけに守備を改善。粘り強さ見せる

このエントリーをはてなブックマークに追加

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.14 高円宮杯プレミアリーグ参入戦1回戦 仙台ユース1-2新潟ユース 広島広域公園補助競技場]

 1点を争うシビアな試合となったこの一戦。勝利を引き寄せたのは、新潟ユース粘りの守備だった。とりわけ、トップチーム昇格が内定しており、シュトゥットガルトDF酒井高徳、新潟DF酒井宣福を兄に持つDF酒井高聖(3年)の存在感は圧倒的だった。

「失点は特に気にせず、自分たちのやれることをやろうと思った。失点のプレッシャーを感じずにみんなできて、立ち直ることができた」と語る酒井は、高さ勝負で圧倒的な強さを見せ、背後を狙おうとする仙台FW陣に対しても粘り強く対応した。「失点はスペースが空いていたことが問題だった。ボランチに声をかけて改善した」と開始早々の失点を反省して、すぐに周囲に声かけして課題を解決できたことが守備の安定につながった。

「来年のためにも自分たちの代で昇格を果たしたい。親やサポーターの皆さん、コーチスタッフへの感謝を込めて上がりたい」とプレミアリーグ昇格を下級生への置き土産とすることに意欲を見せる酒井。新潟ユースでの3年間を有終の美で飾るべく16日、市立船橋戦に臨む。

(取材・文 小林健志)
▼関連リンク
2013プレミアリーグ

TOP