[MOM1134]駒澤大高MF鈴木隆作(3年)_サブから主軸へ成長遂げたMFがFK2発!!
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.4 全国高校選手権東京都Aブロック予選2回戦 駒澤大高 7-0 西高 駒沢第2]
昨冬の時点ではレギュラーではなく、A2メンバーだった。その駒澤大高MF鈴木隆作(3年)が中盤で存在感を発揮。鮮やかなFK2発や3ゴールを演出した正確なキックなどでチームを勝利へと導いた。まずは前半4分、ペナルティアークやや外側からのFK。ボールサイドに立った鈴木はほとんど助走を取らずに右足を振りぬく。「(これまでは)助走とかもっと長めにとっていたんですけど、(監督の)大野先生に『もっと半歩右』とか、『もっと前』とか調整してきのうも5本中3本決めていた。きょうあったら決められるかなと思っていた」と鮮やかにゴールネットを揺らす。
後半20分に決めた2本目は、「コースは良くなかったけど、(壁のおかげで)GKの反応が遅れて」という1本目と違い「気持ちよく入りました」という一撃。右中間の位置から逆サイドのゴールネットへ狙い通りのシュートを決めた。決してスピードがあるシュートではないが、「警戒されてもコースに蹴れば大丈夫だと思う。最近、練習終わりとかにもFKの練習して、あんま思い切り蹴らなくて、軽く蹴るだけでも入ると大野先生にも言われている。いいコース蹴れば入るのにスピードはいらない」と鈴木。一週間前に文化祭が開催されたことから、やや浮ついたまま初戦を迎えた選手もいる中、「(文化祭直後の練習から)文化祭のことを忘れて集中してやっていたので、きょうのFKにつながったと思います」という鈴木がインパクト十分のFK2発を決めた。
鈴木は前半12分にセカンドボールを拾ってからすかさず出した縦パスをはじめ、PAへ入れたグラウンダーのスピードあるパス、左サイド後方からのFKと3得点を演出。前半終盤と後半立ち上がりはセカンドボールを拾われてやや守備の時間が長くなっていたが、「守備でも、攻撃でも、存在感大きいプレーをいつも心がけてきたし、ロングフィードだったりそういうところでも目立てればと思っていた。(現在は)余裕持ってやれています」というMFが勝利に大きく貢献した。
新チーム結成後、昨冬は控え組。だが冬の遠征でアピールし、レギュラーの座を掴んだMFだ。そこから「FKに関してはトップチーム入る前からでも、必ず決めていたのでFKに関しては自信あります」というFKと正確なフィード、そして「自分の中では声出すようになったんですよ。あとは守備も良くやるようになって多分そこが大きく変わったと思います」という武器を駆使してチームの中軸にまで成長してきた。「まず守備で球際だったり、セカンドだったりで貢献すること。セカンド拾えなかったら攻撃も始まらないからセカンド拾ってショートパスだったり、攻撃だったりをしていきたい」。自身が「高校サッカーと言えば選手権だと思う」という選手権の全国へ。サブ組から這い上がってきた実力派がチームの勝利のために戦い抜く。
[写真]前半4分、駒澤大高MF鈴木が先制のFKを決める
(取材・文 吉田太郎)
[10.4 全国高校選手権東京都Aブロック予選2回戦 駒澤大高 7-0 西高 駒沢第2]
昨冬の時点ではレギュラーではなく、A2メンバーだった。その駒澤大高MF鈴木隆作(3年)が中盤で存在感を発揮。鮮やかなFK2発や3ゴールを演出した正確なキックなどでチームを勝利へと導いた。まずは前半4分、ペナルティアークやや外側からのFK。ボールサイドに立った鈴木はほとんど助走を取らずに右足を振りぬく。「(これまでは)助走とかもっと長めにとっていたんですけど、(監督の)大野先生に『もっと半歩右』とか、『もっと前』とか調整してきのうも5本中3本決めていた。きょうあったら決められるかなと思っていた」と鮮やかにゴールネットを揺らす。
後半20分に決めた2本目は、「コースは良くなかったけど、(壁のおかげで)GKの反応が遅れて」という1本目と違い「気持ちよく入りました」という一撃。右中間の位置から逆サイドのゴールネットへ狙い通りのシュートを決めた。決してスピードがあるシュートではないが、「警戒されてもコースに蹴れば大丈夫だと思う。最近、練習終わりとかにもFKの練習して、あんま思い切り蹴らなくて、軽く蹴るだけでも入ると大野先生にも言われている。いいコース蹴れば入るのにスピードはいらない」と鈴木。一週間前に文化祭が開催されたことから、やや浮ついたまま初戦を迎えた選手もいる中、「(文化祭直後の練習から)文化祭のことを忘れて集中してやっていたので、きょうのFKにつながったと思います」という鈴木がインパクト十分のFK2発を決めた。
鈴木は前半12分にセカンドボールを拾ってからすかさず出した縦パスをはじめ、PAへ入れたグラウンダーのスピードあるパス、左サイド後方からのFKと3得点を演出。前半終盤と後半立ち上がりはセカンドボールを拾われてやや守備の時間が長くなっていたが、「守備でも、攻撃でも、存在感大きいプレーをいつも心がけてきたし、ロングフィードだったりそういうところでも目立てればと思っていた。(現在は)余裕持ってやれています」というMFが勝利に大きく貢献した。
新チーム結成後、昨冬は控え組。だが冬の遠征でアピールし、レギュラーの座を掴んだMFだ。そこから「FKに関してはトップチーム入る前からでも、必ず決めていたのでFKに関しては自信あります」というFKと正確なフィード、そして「自分の中では声出すようになったんですよ。あとは守備も良くやるようになって多分そこが大きく変わったと思います」という武器を駆使してチームの中軸にまで成長してきた。「まず守備で球際だったり、セカンドだったりで貢献すること。セカンド拾えなかったら攻撃も始まらないからセカンド拾ってショートパスだったり、攻撃だったりをしていきたい」。自身が「高校サッカーと言えば選手権だと思う」という選手権の全国へ。サブ組から這い上がってきた実力派がチームの勝利のために戦い抜く。
[写真]前半4分、駒澤大高MF鈴木が先制のFKを決める
(取材・文 吉田太郎)