beacon

[MOM1253]八千代FW積田隼輔(2年)_個性放つ期待のドリブラー

このエントリーをはてなブックマークに追加

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.28 横山杯決勝第2グループ第1戦 八千代高 1-0 武南高 矢田部サッカー場B面]

 八千代高(千葉)の前線で“メッシのように”小回りの利くドリブルなどのテクニックを発揮したアタッカーがFW積田隼輔(2年)だ。「小っちゃい頃からドリブルをやっていて気づいたらドリブラーに」という積田は本来、右サイドで自由に仕掛けてシュートまで持ち込むプレースタイル。ただ、シャドーの位置で先発したこの日は中盤、前線でボールを受けて攻撃のポイントになり、個だけでなく、連動性を意識して崩しに関わった。

 得点できないというチームの課題を克服するために奮闘したが、チームは1得点に終わった。とは言え、「個で行く選手なので、個で行って打開して、シュートを決めきるということを目標としてやっています」と理想像を語るアタッカーは随所で持ち味を発揮。豊島隆監督も際立つ個になるだけのポテンシャルを持つ小柄なFWに期待を寄せている。

 今年は腰の怪我で全国高校総体予選を欠場し、夏には肋骨を骨折。選手権予選の2週間前に復帰して先発したが、納得のいくシーズンを送ることはできていない。「本当にこの1年が勝負だと思う。個人としては、今年のチームも守備がベースなので守備の切り替えを速くしてプラス自分の持ち味を発揮してチームの勝利に貢献したいです。メッシみたいになりたいというのはありますけれど、大事なところで点を決められる選手になりたいです」という積田が八千代の勝利につながるゴールをもたらす。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
横山杯 第15回全国ユース招待サッカー大会特設ページ
横山杯大会公式ページ
※別サイトへ移動します。

TOP