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[UAチャレンジカップ]「カウンターは去年よりは打ち込める」聖光学院、主力組投入の創造学園戦で1勝

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[3.23 UAチャレンジカップ予選リーグ第1節 佐野日大高 7-1 聖光学院高 富士緑の休暇村]

 聖光学院高(福島)は12年度以来となる全国高校選手権出場を目指したシーズンのスタートだ。多くの選手に経験を積ませるために臨んだアンダーアーマーチャレンジカップ予選リーグ第1節は前半に4点を奪われながらも、士気の上がった後半にMF山崎友輔(新3年)が右FKからポスト直撃のヘディングシュート。そのこぼれ球を交代出場のDF桐生天翔(新3年)が押し込んで1点をもぎ取った。チームとして機能していない時間帯に連続失点を食らったが、それでも後半にDF大隅圭悟(新2年)がヘディングシュートをゴールライン上でかき出すなどレギュラー取りを狙う選手たちのアピールも見えた試合だった。

 そして主力組を投入して戦った創造学園高との第2節では主将のMF稲生航(新3年)がCKから先制ヘッド。その後1点を追加して2-0で勝った。今年は正確なボールタッチを見せる稲生を中心に、山田喜行監督が「なかなか面白いですよ」というFW藤倉塁(新3年)やFW青木汰百(新2年)ら前線にも好タレントがいる。指揮官も「カウンターは去年よりは打ち込めると思います」と期待する世代だ。

 昨年は選手権福島県予選で東北地区有数の強豪、尚志高と互角の試合も終盤の失点によって0-1で敗戦。山田監督は「福島を制することを考えると、尚志とか学石(学法石川)とか、帝京安積とかよりは現状としては力がないなと考えている。まず、守備のところからしっかり入って。攻撃のところはタレントがいるので少ないチャンスをものにするという戦いをベースにして細かい作業に着手しているところではあります」。今大会でその作業を詰めて、より結果も残して自信を掴み、総体予選、選手権予選への弾みをつける。

[写真]聖光学院は佐野日大戦の後半、桐生が追撃ゴール

(取材・文 吉田太郎)
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