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[2016 NIKE FESTIVAL]リーグカテゴリーを越えた交流…浦和Yと対戦の修徳「ありがたい」

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[3.31 2016 NIKE FESTIVAL 浦和Y 2-1 修徳 レッズランド]

 『2016 NIKE FESTIVAL』が31日に埼玉県さいたま市にあるレッズランド人工芝グラウンドを使って行われた。第1試合では浦和レッズユース修徳高(東京)を2-1で下した。

 同大会はNIKE JAPANがユニフォームサプライヤー契約を結ぶチーム同士のリーグカテゴリーを越えた交流、良好なネットワークの構築を目的とするもので、関東では今回が初開催となった。

 プリンスリーグ関東を戦う浦和Yと東京都リーグ3部に属する修徳高ということもあり、序盤から浦和がポゼッションを高めながら試合を進めた。しかし開始直後のFW甲斐崇史(2年)のシュートがポストに嫌われるなど、もどかしい展開が続く。

 しかし前半23分、やはり浦和が試合を動かす。再三いい攻撃を見せていた左サイドからチャンスを作ると、FW池高暢希(1年)のアシストからFW岡村勇輝(1年)がゴールネットを揺らし、先制に成功した。

 ただ押されていた修徳も前半28分、相手の隙を突く得点で試合を振り出しに戻す。FW樋口寛太(2年)が相手のパスミスをカット。そのままドリブルで持ち込むと、GKもかわしてゴールに流し込んだ。

 スコアタイに戻された浦和だが、その後も圧力をかけ続ける。失点直後の前半29分にはエリア内で間接FKを獲得。しかしMF樋口颯太(2年)のシュートはクロスバーを直撃。後半17分にあったゴール前の混戦も押し込めないなど、勝ち越し点を奪えずにいた。それでも同42分、我慢強く守る修徳DFをこじ開ける。先制点同様、左サイドからの崩しを見せると、FW二見健太(1年)が右足で押し込み、決勝点を奪った。

 大会の魅力は何といっても普段はほぼ対戦する機会のないリーグカテゴリーの違うチーム同士が試合を行うという点にある。この日、試合を指揮した修徳の小林靖武コーチは「こういう大会があるのはありがたい」と感謝を語る。浦和のゴールネットを揺らした樋口も「個々の技術が高かった。普段できない体験が出来た」と笑顔で振り返った。

(取材・文 児玉幸洋)

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