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[関西U-16~Groeien~]沖縄出身の10番FW高安らゴールも…興國は2点リード追いつかれ、3連覇、全国切符逃す結果に

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興國高FW高安孝幸はチーム3点目のゴールを決めたが…

[8.25 関西U-16~Groeien~G1第9節 興國高 3-3 履正社高 伊勢ヴィレッジ]

 3連覇を狙った興國高は勝ち点3差の首位・履正社高を3-1とリードしながら、後半残り10分から2点を失って痛恨のドロー。勝てば自力で2位以内が進出するU16全国交流大会(今年12月)出場権を獲得できたが、全国切符も、逆転優勝も逸する結果となった。

 履正社には上級生たちが5月のインターハイ予選5回戦で2-0とリードしながら逆転負け。それだけに10番を背負うFW高安孝幸は「インハイの時に先輩が2点差を履正社に逆転負けしたりしていたんでそこが気になっていて……。でも、チームに伝えられていなくて負けてしまって後悔しています」と唇を噛んだ。

 高安自身、スピードを活かした縦突破が印象的だったFW山崎希一や攻守のキーマンMF芝山和輝とともに存在感。「スピードがあるので背後に抜けたり、フリーで真ん中で受けてドリブルしていくのが得意です」というストライカーはバネのある動きを見せ、2-1と勝ち越した後の後半12分にはMF下村和輝のスルーパスで抜け出して右足でゴールを決めた。

 沖縄出身の高安はプロになることを目指して大阪の新鋭へ進学。「もっとハードワークしていかないとプロになれないし、前半GKに止められたヤツも決めないといけない」と反省していた。連覇を果たせなかった悔しさをトレーニングでぶつけ、より高い意識を持ってタレント軍団の中でプロ入りに挑戦する。

(取材・文 吉田太郎)
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