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縦への鋭い動きで脅威に。日体大柏は千葉県選抜の1年生MF小林が存在感

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日体大柏高は1年生MF小林智輝が鋭い縦への動きで存在感

[8.25 千葉県1部L第10節 日体大柏高 2-3 中央学院高 日体大柏高G]

 日体大柏高は前半途中からトップ下に投入された1年生MF小林智輝が存在感を放った。国体千葉県選抜の右SHとして、国体関東ブロック予選突破に貢献している俊足アタッカーは持ち前のスピードを活かした突破。後半13分の追撃ゴールのシーンに絡み、後半31分には鋭い抜け出しで相手GKの退場を誘った。

 元日本代表MFの酒井直樹監督も「凄く良いものを持っている」と期待。柏レイソルA.A.野田から日体大柏進学直後から公式戦での出場機会を掴んでいる小林はこの日、先制ゴールを決めた1年生MF石川善仁に負けない活躍を狙ったという。

 そして推進力十分のドリブルでバイタルエリアを駆け上がって見せたが、無得点。「自分の武器のスピードを出せていない。今日みたいに負けている状況で自分が点取らないと。体力的に走れなくなっていたので、もっと走れるようになっていきたい」と課題改善を誓っていた。

 1年生MFはここまで貴重な経験を積みながらの4か月間に。他校の上級生たちとの戦いや県選抜としての戦いでスピードに自信を持てるようになっている。この秋は、同じく千葉県選抜の国体予選突破に貢献したGK倉田一唯(2年)とともに本大会に出場することができるか。

「まだ(国体選抜の)メンバーとか決まっていない。メンバー入って、予選では点獲れなかったので、出られたら点獲ってチーム(千葉県選抜)を勝たせたい」と小林。注目ルーキーは国体で結果を残し、「流経(流通経済大柏)、市船(市立船橋)を倒して全国行きたい」という選手権予選に繋げる。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2018

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