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[新人戦]東福岡の大型FW田中角栄はポストプレー、ターンで巧さ見せ、先制点も

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後半7分、東福岡高FW田中角栄が先制ゴール

[2.18 九州高校新人大会準々決勝 東福岡高 1-1(PK3-4) 大津高 大津町運動公園競技場]

 新潟出身の183cmFWが存在感を示した。東福岡高の1トップを務めたFW田中角栄(2年)はこの日、大津高のDF陣対して主導権を握る働き。DFを背負いながら1タッチパスを味方に繋ぎ、時には鋭いターンでDFを置き去りにするシーンもあった。

「ターンしたり裏をかくのは得意。そういうところを今日はできたかなと思います」と田中。後半7分にはMF阿部静輝(2年)のヘディングシュートのこぼれ球を押し込んで先制点も奪った。ゴールへの執着心などストライカーとしてまだまだ必要な部分はありそうだが、駆け引きの巧さ、パンチ力のある左足含めて注目FWであることは間違いない。

 昨年はプレミアリーグWEST3試合に出場し、計74分間のプレーで2得点。だが、腰椎分離症の影響で満足なプレーをすることができなかった。「(新潟から)親のおかげでここまで来れたので、結果残すしか親には返せない」と語る田中は今年、結果を残し、チームを勝たせる存在になることを誓っている。

 参考にしている選手はポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキや元オランダ代表のFWロビン・ファン・ペルシー。スピードも備える田中は、懸けているという高校最終年へ向け、「ターンして前向いてシュートとか、もっと力をつけていきたい。プレミア、選手権、インターハイの優勝、3冠を狙っていきたいです。チーム内、大会でも得点王になっていきたい」。目標を達成するために、期待の大型FWがゴールを連発する。

(取材・文 吉田太郎)

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