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覚醒間近?流経大柏FW森山が浦和ユース戦の2発に続いて、市船戦でも突破からアシスト

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後半35分、流通経大柏高FW森山一斗が縦への仕掛けから2点目をアシスト

[6.30 高円宮杯プレミアリーグEAST第8節 市立船橋高 0-2 流通経済大柏高 グラスポ]

 前節の浦和ユース戦では2度の同点ゴール。市立船橋高とのライバル対決でも個で局面を破って2点目のゴールをアシストした。流通経大柏高FW森山一斗(2年)は、齋藤礼音コーチの「相手を見て仕掛けること」というアドバイスを実践。十分な結果を出せなかったインターハイ予選から、ここへ来て確実に進化を示している。

 1年時から全国舞台で先発を経験してきたFWは、スペースがあればドリブルからシュートまで持ち込む力があることを実証済み。「今、(相手の動きを)めっちゃ見ている」と語る森山は、駆け引きしてボールを受ける動きと仕掛ける回数が増え、意識しているというDFの前に潜り込むドリブルで決定機を作り出している。

「潜り込みを最近意識していて、(DFの前に)潜り込めたらチャンスになるんで、練習の15分ゲームでも相手のCBの懐に入っていくことを意識しています」と森山。この日は後半23分に先制点に繋がる左サイドからの崩しに絡むと、35分には左サイドから深く切れ込んでCB藤井海和(2年)のゴールをアシストした。

 縦に潜り込むようなドリブルからアシストしたシーンについて森山は、「あそこで潜り込めるのは自分の良いところなので、あれで潜って、合わせて(藤井)海和が決めてくれた」と納得の表情を見せていた。

 “覚醒間近”と言われるが、本人は「まだまだ」を強調する。この日もドリブルでPAに切れ込みながらも決めきれないシーンがあっただけに、「1本の決定機を決め切るところとか、あとは個人でドリブルで突破して点獲っていくところを増やしいきたい」。DFを抜くだけでなく、決めることにもこだわって、名門・流経大柏の中でも抜きん出た選手になる。

(取材・文 吉田太郎)
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