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[MOM3199]矢板中央FW坂本怜輝(1年)_「当たってもいいから」振り抜いた右足で劇的V弾!

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後半アディショナルタイム、矢板中央高FW坂本怜輝が右足で決勝ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.5 関東Rookie LeagueAリーグ第1節 桐光学園高 0-1 矢板中央高 時之栖うさぎ島G] 

 交代出場のストライカーが矢板中央高を雪辱勝利へ導いた。「前半と後半の途中まで仲間が守ってくれたので、自分はFWだったので気持ちで決め切る」という気持ちでピッチに立ったFW坂本怜輝(1年、イデアFC真岡出身)は、後半アディショナルタイムにカットインからの右足シュートで決勝点。昨年日本一の桐光学園高相手にゴールを守り続けてくれていた仲間たちへ、値千金の1点をプレゼントした。

 左サイドから中へ持ち込んだ際にはシュートを打つことだけを考えていたという。「ここは振り抜くところだと思ったので、当たっても良いから振り抜きました」。DFに前方を塞がれながらも「当たっても良いから」と振り抜いた右足。実際にボールはDFに当たったが、坂本の執念が乗り移ったかのようにボールはゴールへ向かい、ゆっくりとネットを揺らした。

「気持ちで入った1点だったと思います。勝てたことが一番嬉しいです」。もちろん先発したい気持ちはある。だが、何よりも大事なことはチームが勝つこと。体力のある自分が走り、得意の裏抜けやスピードを活かした動きでゴールを目指し続けて1点をもぎ取った。

「大事なときに絶対に決めきれるFWになりたいです」という坂本の憧れの存在は、選手権全国大会で3得点の先輩FW多田圭佑(3年)だ。先輩のように大舞台で決めるFWになって、矢板中央をまた白星へ導く。 

(取材・文 吉田太郎)
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