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[関東Rookie League]後半流れ変えてFW有竹とCBアッパがゴール。日大藤沢が西武台に逆転勝ち!

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日大藤沢高は後半に流れを変えて今季初白星

[9.6 関東Rookie LeagueAリーグ第2節 日大藤沢高 2-1 西武台高 時之栖うさぎ島G] 

 6日、「2020 関東Rookie League」Aリーグ第2節で日大藤沢高(神奈川)と西武台高(埼玉)が激突。日大藤沢が後半の2得点によって2-1で逆転勝ちした。

 試合は前半33分、西武台が先制する。CB小島莉季の縦パスで相手の背後を取ったMF和田力也がGKとの1対1を制した。ボールを保持する時間は日大藤沢の方が長かったものの、前日の試合で流通経済大柏高(千葉)と引き分けた西武台はこの日も戦う姿勢を継続。ボランチのMF五木田瑠樹亜が攻守で奮闘するなど1-0で前半を折り返した。

 日大藤沢はこの日、ピッチ外での緩さがそのまま試合に出る形に。だが、河内健奨コーチから「コロナの中で試合できることと、(学校に)残っているヤツの分の気持ちも込めて戦え」と檄を受けた後半に試合をひっくり返す。

 後半15分、交代出場したDF前川佳輝のラストパスからFW有竹翔吾が同点ゴール。前日の静岡学園高戦で無得点に終わっていた有竹は、「前川佳輝君が入った時に『自分はこういうボールが欲しい』と予め伝えていました。そこに本当に自分の求めているボールが来たので最後は流し込むことができた。前川君のゴールです」と好パスの前川に感謝した。

 その有竹は「足元はないけれど、最後の最後のところでの気持ちや、献身的なプレー、泥臭くゴールを狙っていく、ゴール前へ突っ込んでいくのは自分の武器です。(今日は)自分が前から引っ張っていって、自分のゴールでチームに流れを持っていくと意識して声がけとプレーをしていました」と説明する。

 有竹の同点ゴールで流れを引き寄せた日大藤沢は、ゲームメーク力光る中盤の牽引役・MF宗次柊磨と止める・蹴るで違いを生み出すMF城田優のワイドボランチ2人が質の高い動き。そして、26分に勝ち越し点を奪う。

 宗次のCKをアッパがねじ込んで逆転。西武台は2失点のシーンでいずれも守備が甘くなり、悔いの残る試合となった。後半終盤の西武台の反撃をアッパやGK岡本亜鶴中心に凌いだ日大藤沢が2-1で勝利。今季の成績を1勝1分としている。

 大宮ジュニアユース出身の日大藤沢FW有竹は地元の強豪校相手に勝利。「強豪チームがたくさんあって全国トップクラスのチームが集まっている中で2年後、今年からも全国でやって行けるように準備、結果にこだわっていく。全国ルーキーも僕たちは目指しているので、ここで勝利を重ねていって全国行けるように、優勝できるようにやっていきたい」と誓った。3学年上の世代は関東Rookie Leagueと全国ルーキーリーグ交流大会で優勝。昨冬の選手権に出場し、全国ベスト16を記録した世代のようにRookie Leagueで結果を残してAチームでの活躍に繋げる。

日大藤沢高FW有竹翔吾(中央右)は身体を張った動きでゴールを目指し続けた


(取材・文 吉田太郎)
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