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静岡の10番・熊取谷がU-16日本代表からPK奪取し、先制ゴール

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前半3分、静岡ユースの10番MF熊取谷一星(浜松開誠館高)が先制ゴール

[9.22 SBSカップドリームユース3位決定戦 U-16日本代表1-2 静岡ユース 草薙陸]

 静岡ユース(静岡県高校選抜)の10番MF熊取谷一星(浜松開誠館高)が先制点を叩き出した。前半3分、MF柴康大(常葉大橘高)の浮き球パスで相手の背後を鋭く突いた熊取谷はPKを獲得。そのPKを自ら右足で決めて先制点を挙げた。

「(前日の磐田U-18戦は0-4で敗れたため)前半の最初から相手の隙をついて行こうと思っていて、それが上手く形になったので良かった」と熊取谷。普段の練習から意識しているという背後を狙う動きが先制点に結びついた。

 1年時から強豪・浜松開誠館の10番を背負う熊取谷は昨年、U-16静岡県選抜の10番を背負って出場した国体で日本一。U-16日本代表候補歴も持つアタッカーは今年の静岡県を代表する存在の一人だ。

 注目された進路は、関東の強豪大学への進学予定でプロ入りは4年後に挑戦。それでも、代表関係者やJクラブスカウトが訪れるSBSカップドリームユースサッカーでのアピールを狙っていた。

 サイドからのドリブル突破やカットインシュートを特長とするMFは、「昨日点を奪えていなかったので、今日はゴールを奪えて良かったです」。一つ結果を残した熊取谷は2試合で得たことをチームへ持ち帰り、スーパープリンスリーグ東海や選手権で再び結果を出す。

(取材・文 吉田太郎)

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