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同じ地元出身の先輩CBのように。山梨学院は187cmの大型CB小林が新たな守備の要へ名乗り

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山梨学院高は大型CB小林士恩が無失点勝利に貢献

[2.6 山梨県高校新人大会決勝 日本航空高 0-2 山梨学院高]

 187cmの大型CBが、山梨学院高の新たな守備の要へ名乗りを上げた。CB小林士恩(2年=フォルトゥナSC U-15出身)は、「自分の強みは空中戦の競り合いと、ビルドアップの縦パス、相手のプレッシャー(の矢印)を折るパスが得意」というDFだ。

 大会を通して空中戦は「大体勝てたと思います」。まだ相手を圧倒し続けるまでには至っていないようだが、打点の高いヘッドや競り合いの強さを決勝でも発揮。スペースへの配球やビルドアップの部分でも優勝に貢献した。

 地元・山梨出身の小林は、中学3年生だった18年に山梨学院がインターハイで優勝したことをきっかけに進学。県外出身の選手も多い山梨学院の中、今冬の選手権では同じ山梨県出身のCB一瀬大寿(3年)が活躍したことにも刺激を受けている。

「(先輩DFの一瀬は)同じ県内出身というのもあって良い目標がいるので、それを超えられるように、空中戦だったり色々なところで上に上がらないといけないと思っています」

 チーム内にもライバルは多いが、今年は自分が守備の要、全国でもトップクラスのCBになるという意気込みだ。「自分がディフェンスラインの要になって、空中戦は絶対に負けないという意識を持って全国出て、日本一のセンターバックと言われるように頑張りたいです」と誓った。

 一瀬らが選手権決勝で青森山田高相手にも表現した切り替えの速さや競り合いの強さをチームメートに求め、先輩たちに負けない、それ以上の堅守を築き上げる。

(取材・文 吉田太郎)

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