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習志野は好守で桐光学園とドローも、左利きの長身CB細井響に満足感なし。「もっとやっていかないと」

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習志野高の長身CB細井響

[3.20 イギョラ杯予選リーグ 習志野高 1-1 桐光学園高]
 
 公立の伝統校、習志野高(千葉)にとっては昨年12月末の「全国ユース招待サッカー大会 ~YOKOYAMA MEMORIAL CUP~」以来となる対外試合。その横山杯で存在感を放っていたCB細井響(新3年=柏レイソルU-15出身)が、強豪・桐光学園高(神奈川)相手に落ち着いた守備を見せていた。

 180cm超のCBは再三サイドから仕掛けてくる相手の攻撃をゴール前で確実に跳ね返し、また最後の局面でブロック。久々の対外試合で思い通りに行かない部分が多い中、引き分けに大きく貢献した。

 だが、本人は「周りの選手が頑張って、最後に自分が止めることができた。自分ではあまり上手くいった感じがないです。自分のプレーが今日はできなかったので、そこは悔しい」と首を振る。

「(中学時代は左SB、昨年は左SHで)守備が課題だったので、自分は。守備のところは年末よりは成長したのかなと思うんですけれども、まだまだ一人で奪う力だったり、周りを動かす力が守備においても、攻撃においても……。だから、そこはもっとやっていかないといけない」

 相手の鋭いプレッシングの前に、特長の左足キックや技術力をほとんど発揮できなかった。だが、「強い相手に対して何ができて何ができないのか、チームとしても、個人としてももっと知りたいし、前向きにやっていきたい」というCBは前向き。FC東京U-18、國學院久我山高(東京)と予選リーグを戦うイギョラ杯などの対外試合で学び、個人、チームとして成長を遂げて4月の公式戦を迎える。

(取材・文 吉田太郎)

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