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[MOM3434]矢板中央FW古河友輝(1年)_決勝弾!がむしゃらに打ち切った一撃が最高のコースへ

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後半38分、矢板中央高FW古河友輝が決勝ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.25 関東 Rookie League Aリーグ第2節 前橋商高 0-1 矢板中央高 時之栖うさぎ島1]

 我慢する時間帯も長かった矢板中央高(栃木)だが、1-0で勝利。DF陣の踏ん張りに交代出場のFW古河友輝(1年=横浜ジュニオールSC出身)がゴールで応えた。

 後半38分、古河はサポートの無いような状況で右中間から単独で仕掛けると、そのまま強引に右足を振り抜く。苦しい体勢からの一撃だったが、対角に放ったシュートは最高のコースへ。GKの指先を抜けて、そのまま逆サイドのゴールネットに突き刺さった。

「自分が後半から出て、ポジション的にも自分がゴールを決めないといけないなと思ってプレーしていた中で、狙ったというよりもああいう身体の向きになってとりあえずゴールの方へ蹴ろうと。コースを狙った訳でもなくて、キレイなシュートでもなかったけれど、ゴールに入ってくれて良かった」。コーチ陣も認めるシュートセンスの持ち主が虎の子の1点をもぎ取った。

 体力面など課題もあって交代出場となったが、一丸となって戦うチームに貢献したいという思いは特別。「みんな一丸となって(2日間で)勝ち点6というのを目標としてやっていたので、貢献できたのは一番うれしかったです」と素直に喜んでいた。

 キックや身のこなしを特長とするFWは選手権で日本一になることが夢。それを実現させるために過去4年で3度全国3位に入っている矢板中央へ進学した。「自分はゴールを求められると思うので、試合を決定づけるゴール、チームに貢献できるようなゴールを決めたいと思っています」。目の前の一つ一つの課題をクリアし、結果を残して来冬の選手権メンバー入りを果たす。

(取材・文 吉田太郎)
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