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関西の注目CB西田祐悟がエース封じ。阪南大高は無失点で白星

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阪南大高は関西トップレベルのCB西田祐悟中心に無失点勝利

[7.19 プリンスリーグ関西第5節 阪南大高 3-0 三田学園高 阪南大学高見ノ里G]

 阪南大高は注目CB西田祐悟(3年=千里丘FC出身)がエース封じ。インターハイ前最後の公式戦を無失点で終えた。

 対戦した三田学園高(兵庫)はFW長野壮(3年)がこの試合前まで得点ランキング首位タイの5得点。「(濱田豪)監督から、『10番(長野)のところで潰しておけば自分たちが結構主導権を握れて楽に進められる』という話だったのでそこは意識していました」という西田が、CB菊川泰河(2年)らと連係を取りながら、相手の前線の選手たちに前を向かさずに封じ続ける。

 特に西田は経験値の高さを活かして相手の前に身体を入れて奪ったり、カバーリングの部分で存在感。加えて、抜群のフィード力を発揮し、攻撃の起点になっていた。危ないシーンがあったことも確かだが、GK山形慈温(3年)のビッグセーブに助けられることなく無失点。DFリーダーは満足していなかったものの、3-0での勝利を素直に喜んでいた。

「何回か相手もチャンスあったんですけれども、『ゴール前しっかり粘ろう』という話でチャンレンジ&カバーもしっかりできていたかなと。相手(の前線は)力強いんですけれども前向かせなかったら結構抑えられると思っていました。それを左の菊川もやってくれていたので良かったです」と頷いていた。

 前節・京都橘高(京都)戦は中盤に高さを加えるため、ボランチとして出場。攻撃性能高い西田はボールさばきやチャンスメークの部分で貢献したが、飛ばしすぎたことが影響して後半に失速し、チームは後半27分以降の4失点で逆転負けを喫してしまった。個人としても体力面の課題が出てしまっただけに、意識高く改善を目指すこと。大会トップクラスのCBとして臨むインターハイでは、この日のよう相手のエースたちを封じ、無失点で勝ち続ける。

(取材・文 吉田太郎)
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