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[J-VILLAGE CUP U18]U-17高校選抜は追加招集MF阪田澪哉が2点目。U-18高校選抜での経験を結果で示す

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後半8分、U-17日本高校選抜MF阪田澪哉(東山高2年)が右足でゴール

[3.20 J-VILLAGE CUP U18 U-17日本代表 0-2 U-17日本高校選抜 Jヴィレッジ]

 U-18日本高校選抜でプレーしてきた高速ドリブラーが、U-17日本高校選抜に貴重なゴールをもたらした。MF阪田澪哉(東山高2年=宇治FCジュニアユース出身)は今月14のU-17日本高校選抜メンバー発表後に追加招集。同13日までU-18日本高校選抜の一員としてデンソーカップチャレンジを戦っていただけに疲れはゼロではないが、年上の選抜チームに選ばれていた実力を結果で証明している。

 この日は1-0の後半開始から右SHとして出場。すると8分、左SB都築駿太(流通経済大柏高2年)の折り返しから右足で2点目のゴールを挙げた。マイナスのパスに対し、ゴールを背にしたような形でトラップした阪田だが、「打とうという気持ちだった」と振り向きざまに右足一閃。「相手の股の下やったと思います」というシュートがゴールに吸い込まれた。

 蒲原晶昭監督(佐賀東高)から積極的に仕掛けることを求められる中、前へ、ゴールへ向い続けた。逆サイドでの崩しに対し、ゴール前へ潜り込んで決める形は阪田の特長の一つ。「U-18の高校選抜の頃からずっとゴール取れていないのが続いて、最近点があまり取れていないというのがあった」ことで、よりエネルギーを持ってゴールを目指したことも貴重な得点に繋がった。

 U-17日本高校選抜に追加招集されたことについては「ビックリしました」。昨秋、U-17日本高校選抜でプレーしており、違和感なくチームに加わっているが、デンソーカップチャレンジ直後での少なからずコンディション面には不安があったという。

 それでも、「選んでくれたからには18でやっていた選手として見られるので、プレーで示そうと思いました」という思いを結実。チームの勝利に貢献したMFは、21日の決勝でも仕掛けとゴール、勝利にこだわる。

(取材・文 吉田太郎)

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