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[球蹴男児 U-16]こだわってデュエル磨く筑陽学園MF眞武駈「毎回結果を残せるような選手に」

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筑陽学園高MF眞武駈は自分の武器を磨き抜いて上へ

[5.3 球蹴男児 U-16D1第1節 大津高 4-1 筑陽学園高 大津町運動公園球技場]

 筑陽学園高(福岡)は後半44分にMF綿屋達政が意地の1ゴール。MF眞武駈(1年=C.A.フクオカーナ出身)が、「負けていたんですけれども、最後は1点でも獲りに行こうと思って、みんなで声を掛け合って、思い切って点を獲りに行こうとしました」と説明したように、気持ちの込もった攻撃で思いを結実させた。

 この日は、序盤から大津高のスピーディーな攻撃に押し込まれる展開。4-5-1のアンカー役を務めた眞武は、「自分たちのボランチのマークがつけていなくて、そこの受け渡しをもっと声を掛けていかないとこれから勝っていけない」と改善の必要性を口にする。真剣勝負で学んだことを持ち帰り、自分たちのレベルアップに繋げる考えだ。

 その眞武は、生井隼人コーチが「デュエルでボールが獲れる。走れるようになってガタイができてきたら筑陽っぽいボランチになると思います」と期待する存在だ。本人も「小学校の頃からデュエルの部分は一番意識していましたし、そこは負けたくないと思ったので、今まで筋トレや体幹は毎日欠かさずにやってきました」と磨いてきた強みについて口にする。

 筑陽学園へ進学した理由も、強度の高いサッカーに憧れたから。「練習に参加した時に一番は球際、デュエルの部分が凄いなと感じて、自分に合っているなと思いました」という。球際の強さと、DFを剥がしてからのスルーパス、ロングシュートに自信を持つMFはこの日の敗戦によって、また意識が高まったようだ。

「練習から基礎基本からしっかりとやり直して、もっとレベル高いところでするためにも意識してやっていきたい。3年後にはチームに欠かせない、毎回結果を残せるような選手になりたい」と宣言。まずはAチームで活躍、全国出場するための土台を築くことに集中し、必ず目標とする姿になる。 

(取材・文 吉田太郎)
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