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準決勝でPKストップ。2年生GK佐藤稜亮が鹿島学園のNBC in堺ユースフェス制覇に貢献

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「ニューバランスカップ(NBC) in 堺ユースサッカーフェスティバル(2023)」準決勝、鹿島学園高GK佐藤稜亮(2年=大宮アルディージャU15出身)がPKストップ

「ニューバランスカップ(NBC) in 堺ユースサッカーフェスティバル(2023)」の6試合でわずか2失点。鹿島学園高(茨城)はプリンスリーグ関東1部で磨かれた守備の強度や切り替えの速さが優勝に繋がった。

 加えて、インターハイ予選後から先発を務める2年生守護神の活躍も大きかった。GK佐藤稜亮(2年=大宮アルディージャU15出身)は、八千代高(千葉)との準決勝で無失点。PK戦では相手の1人目を止めて勝利へ導いた。

「(相手の1人目は)試合中見ていて結構、振り抜いて来るなと。力強いプレーの印象があったので。ある程度読んで動きました」。右足で振り抜いて来ると読んで右へ跳躍。見事にはじき出した。

 八千代は続く2人目も失敗。佐藤は決勝トーナメント1回戦・西京高(山口)戦でもPK戦に出場していたが、相手が2本外しての勝利だった。それだけに、「西京戦止められなかったので、止められて嬉しかったです」と笑顔。決勝でもGK山下大空(3年)からバトンを受け継ぐ形で後半途中から出場し、PAからのシュートを止めるなど優勝に貢献した。

 183cmの高さを活かしたハイボールの対応やシュートストップが特長。加えて、長峰大樹GKコーチは佐藤の調和力を評価する。チームの雰囲気を向上させる守護神は低弾道のキックなどを磨き、より攻守でチームに貢献することを目指していく。

 イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ(パリSG)が憧れ。大宮U15の先輩GK嶋崎寛大(現日本大文理学部)やDF櫻井稜(現法政大、U-18日本代表候補)が所属していた鹿島学園へ進学し、現在チャンスを掴んでいる。成長を続け、GKのポジションを死守すること。そして、選手権予選4連覇を果たし、全国大会での活躍を実現する。

(取材・文 吉田太郎)

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