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[MOM4360]鹿島学園DF齊藤空人(1年)_Aチーム初先発の1年生CBが無失点で勝利に貢献

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鹿島学園高は1年生CB齊藤空人(大阪市ジュネッス出身)が活躍。勝利に貢献した

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.25 NBC in 堺ユースフェス準決勝 八千代高 0-0(PK2-4)鹿島学園高 J-GREEN堺]
 
 鹿島学園高(茨城)は、関東勢対決でAチーム初スタメンの1年生CB齊藤空人(大阪市ジュネッス出身)が奮闘した。鈴木雅人監督も「声出して、粘り強く、背後も取られなかった」と高評価。怪我人が多い中、先発起用した1年生DFの活躍を認め、マン・オブ・ザ・マッチに推した。

 齊藤は「上の試合に初めて出て、緊張が大きかった」と振り返る。それでも、「自分の得意なプレーは前に出ての守備や(180cmの高さを活かして)空中で絶対に負けないとか、気持ちでどうにかできる部分なので、そこは出せたかなと思います」。今年の関東大会準優勝校・八千代高(千葉)にゴールへ迫られるシーンが増えていたものの、力強い潰し、またカバーリングの部分でも貢献した。

「背後の守備は課題で、いつもは頭を切らすことがあって『今日は絶対に切らさん』『背後はやらさん』という気持ちでやりました」。緊張感高くプレーし、無失点。チームはPK戦で勝利した。

 地元・大阪で開催された「ニューバランスカップ(NBC) in 堺ユースサッカーフェスティバル(2023)」。齊藤は「一昨日、中学校の監督と会って、成長した姿でここに選ばれてきたというのは良い報告になったと思うし、『頑張ろう』という気持ちになりました」と頷く。

 今回の活躍に満足することなく、さらに上を目指すという意欲。1年生から先発を勝ち取り、「鹿島学園の(最高成績である)全国のベスト4を越えて優勝して、最高の恩返しができるように頑張りたいです」と意気込んでいる。

 齊藤は大阪市ジュネッスFCの先輩たちに続く形で鹿島学園へ進学。「サッカーに集中できる。コーチたちも熱心に自分の弱いところとかを言ってくれるから、常に上を目指せる環境です」という強豪校で、より特長を磨き、ビルドアップなどの課題を改善していく考えだ。そして、憧れの日本代表DF板倉滉(ボルシアMG)のように攻守で輝くCBとなり、目標を達成する。
 
(取材・文 吉田太郎)

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