beacon

[MOM4358]鹿島学園MF根本大生(3年)_ NBC in 堺ユースフェス優勝へ導く超ロング弾

このエントリーをはてなブックマークに追加

鹿島学園高MF根本大生(3年=鹿嶋市立鹿島中)が優勝トロフィーを手に笑顔

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.25 NBC in 堺ユースフェス決勝 鹿島学園高 2-1 興國高 J-GREEN堺]

 鹿島学園高(茨城)を「ニューバランスカップ(NBC) in 堺ユースサッカーフェスティバル(2023)」制覇へ導く一撃だった。1-0の後半6分、MF根本大生(3年=鹿嶋市立鹿島中)がハーフウェーラインをやや越えた位置でインターセプト。間髪入れずに右足を振り抜き、超ロングシュートを決めた。

「前半から(相手)CBのところが結構もたついていて、取りどころだと思っていて、そこを狙っていた。GKの位置も前に出ていたので、ずっと(ロングシュートを)考えていました」と根本。「あの時間帯で追加点取れたのはチーム的には大きかったので、少しは貢献できたのかなと思います」と喜ぶ一撃が決勝点となった。

 根本は主にシャドーの位置や右サイドでプレー。この日は準決勝、決勝で持ち味の運動量や精度を発揮した。そして、7試合で計4得点とゴールでも優勝に貢献。中体連から強豪校で挑戦するアタッカーが、ヒーローになった。

 根本は地元・鹿島中から「僕は何でも挑戦したいタイプ。地元というのもあったけれど、先輩に『来たら良いじゃん』と」誘われ、セレクションを経て鹿島学園へ進学。「(鹿島学園で)本当に色々なことで成長した。サッカー面では一から学んだみたいなもの」という根本は鹿島学園で学んだこと、また中学時代に培った走力、精神的な強さをピッチで表現している。

 鈴木雅人監督も「サッカー感を持っているし、身体小さいけれども走れて戦えるし、頑張れるんで良いと思います」と評価する。ただし、自分の力に満足はしていない。「まだ選手権まで時間がある。少しでもフィジカル面とか成長して全国でも通用する選手に」と宣言。成長を続け、大目標の選手権で大活躍をする。

(取材・文 吉田太郎)

TOP