beacon

[NBチャンピオンシップU-16]CBから転向4か月でゴール量産中。飯塚FW塚本一咲が存在感のある動き

このエントリーをはてなブックマークに追加

飯塚高FW塚本一咲(1年=グーリット朝倉出身)が存在感のある動き

[9.16 NBチャンピオンシップ予選リーグ 昌平高 0-1 飯塚高 時之栖うさぎ島G]

 FW転向4か月のストライカーが存在感を放った。飯塚高(福岡)FW塚本一咲(1年=グーリット朝倉出身)は180cm超の高さと速さ、また浮き球を胸で収める力や動き出しも魅力。島田一真コーチもポテンシャルの大きさに期待を寄せるFWが、昌平高(埼玉)を苦しめていた。

 腰の怪我から復帰したばかり。本人は「怪我明けということもあってスピードが落ちている。もっとできた」と首を振る。昌平の2CBが強かったこともあり、得意とする動きを出せなかったこと悔しがっていた。

 それでも、後半立ち上がりにシュートを打ち切っていたほか、スピードと強さを活かして相手DFと入れ替わるシーンも。得点には繋がらなかったものの、決定機を創出したほか、チームのために身体を張って戦い、1-0で勝利した。

 塚本は今年のゴールデンウィークにCBからFWへ転向。一時、チーム内で一番下のカテゴリー(S2)にまで落ちていた塚本は、「落ちるところまで落ちてあとは這い上がるしか無い」と決意して新ポジションでの挑戦を続けてきた。

「憧れているのは福田師王選手で、プレースタイルを真似ています」という塚本は、動き出しを強化。ロングボールで抜け出し、ターンからシュートを決めるなど得点パターンを構築している。九州のU-16リーグ、球蹴男児リーグD2(2部)では10得点をマークし、得点王争い中。今大会も「得点王を狙っています」と語るFWがゴールを連発し、飯塚に勝利をもたらす。

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

TOP