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[MOM4421]流通経済大柏MF水谷啓太(1年)_得意のカットインシュートで先制点

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前半8分、流通経済大柏高MF水谷啓太(1年=東京Vジュニアユース出身)が先制ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.16 NBチャンピオンシップ予選リーグ 流通経済大柏高 3-0 矢板中央高 時之栖うさぎ島G]

 ヴェルディ出身のMFが見事な先制点を叩き出した。前半8分、流通経済大柏高(千葉)はMF水谷啓太(1年=東京Vジュニアユース出身)が右サイドからドリブルで仕掛けて左足シュート。「10番の安藤晃希がボクに良いパスをくれて、自分の得意なカットインからのシュートが得点に繋がったので良かった」という一撃でファーサイドのネットを揺らした。

「パスでチャンスを作りながらも、自分で得点できるそういう選手になりたい」と語る水谷は、その後も鋭いドリブルでバイタルエリアを突くなど攻撃を牽引。スルーパスを通してチャンスを演出するシーンもあった。

 だが、本人は「最後のところでパスやシュートの質が低い」と首を振る。森山圭司コーチも「1点目を取れていたし、ポイントにもなれていた」と評した一方、ラストのクオリティをより高めることを求めていた。

 水谷は東京Vジュニアユースの先輩でもある榎本雅大監督が率いる流経大柏へ進学。元々はボランチや左SBでプレーしていたというが、現在は攻撃的な右SHのポジションでドリブルでの仕掛けなど強みを発揮している。

 チームメートのCBアレクサンドロ・ストヤノフが、「水谷君は常に明るくて、ミスをした選手に個人的に話してくれたり相談するときに頼りになる」という存在。そのMFは今回のニューバランスチャンピオンシップU-16をアピールの場にする意気込みだ。

「優勝を目指しているんですけれども、(活躍すれば)選手権メンバーとか入る可能性があると聞いたので、ここでアピールして、上のカテゴリーに行けるようにしたいです」。“全国大会級のU-16大会”で自分の強みを存分に発揮し、チャンスを掴む。

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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