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「みんなに感謝したい」。京都U-18FW熊谷空大が復帰戦でヘディング弾

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後半17分、京都サンガF.C.U-18FW熊谷空大(3年=京都サンガF.C.U-18出身)が勝ち越しヘッド

[12.8 高円宮杯プレミアリーグプレーオフ1回戦 京都U-18 4-3 日章学園高 東広島運動公園陸上競技場]

 感謝の思いを伝えるゴールだった。後半17分、京都サンガF.C.U-18は交代出場のFW熊谷空大(3年=京都サンガF.C.U-18出身)が右クロスから勝ち越しヘッド。「ほんまに、1か月半ぐらい、ずっとリハビリというか、サッカーから離れて、そこの中で応援してくれる人から、 色々メッセージもらったり、そういうのがあったから、苦しい時も乗り越えられたと思ってる。あのゴールは、ほんまに、みんなに感謝したいです」と応援してくれる人々へ感謝のコメントを送った。

 熊谷はこの日、1-2の後半開始から出場。「自分が出て、チームの活力になるように、どんどんチームにエネルギー与えて、 試合の流れ変えようと思った」。相手の背後を繰り返し突いてスペースを生み出した。

 そして、2-2から勝ち越しヘッド。「(住)芳樹から当てるだけのボールが来たんで、上手くヘディングして、練習からヘディングの練習はしてるんで、それが活きて良かったです」と頬を緩めた。

 プリンスリーグ関西1部では第15節で離脱するまで9得点をマーク。スピードを活かした抜け出しでゴールを陥れる俊足ストライカーには、ゴールでチームを勝たせるという責任感がある。

「(今日)後半から行くぞって言われた時から、やっぱり自分は復帰したてなんで、ほんまにチームに活力を与えないといけないなってのはあったし、これまで試合に出れなくてチームに迷惑かけた分、そこで取り返そうと思ったんで、それが結果に繋がって良かったです」。まずは復帰戦でゴール。プレミアリーグ昇格を懸けたプレーオフ2回戦も、出場時間の中で必ず結果を残して勝つ。

(取材・文 吉田太郎)

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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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