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[鹿児島ユース(U-17)フェスティバル]修徳はあと一歩から、来年必ず全国へ。個性発揮のFW豊田海晟「ドリブルを最強の武器に」

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修徳高の10番FW豊田海晟はドリブル突破を連発し、1ゴール

[12.24 鹿児島ユース(U-17)フェスティバル 修徳高 1-2 熊本国府高 鹿児島実高G]

 24年はあと1勝を必ず勝ち取り、全国舞台に立つ。23年の関東大会優勝校・修徳高(東京)が24日、「第2回鹿児島ユース(U-17)サッカーフェスティバル」初戦で熊本国府高(熊本)と戦った。

 攻守にタレントを擁した23年は関東制覇を果たした一方、インターハイ予選も、選手権予選も全国大会を懸けた代表決定戦でPK戦敗退。新チームはそこで勝ち切れるチームを目指して現在、強豪チームとの戦いに挑んでいる。

 修徳はMF三戸部聡亮(2年)が中盤で出力の高い動き。MF高島陸(2年)らがセカンドボールを回収し、攻撃に結びつける。また、CB足立亮(2年)とともにビルドアップの起点となっていた183cmCB中村拓斗(2年)が、対角の高精度フィードを連発。そのボールを受けた10番左FW豊田海晟(2年)のドリブルは簡単には止まらなかった。

 前半30分には中村、豊田のホットラインから豊田が仕掛け、こぼれをFW植栗昌大(2年)がクロスバー直撃の右足シュート。直後にも三戸部がパス交換で抜け出し、右足を振り抜いた。0-2の後半は何とか失点を阻止し、21分にゴール前へ潜り込んだ豊田のファインゴールで1点差。敗れたものの、土屋慶太新監督も認める個性派たちが自力の高さを印象付けた。豊田は選手権予選決勝で先発を経験。その豊田が自身の特長や課題、「24年シーズンの目標」などについて語った。

●修徳FW豊田海晟(2年)
―今日の試合の感想を教えて下さい。
「今日は移動でちょっとみんな疲れもあって、ちょっと難しい試合だったんですけど、点決めるところで決め切れば勝ち切れたと思うし、自分たちのやることをやり切っていれば勝てた試合なので。そこが自分たちの課題だと思うので、明日から修正してやっていきたいです」

―ドリブル仕掛けてたら、ほぼほぼ行けていた印象。
「自分、ドリブルを得意としていて、そこからチャンスを作って。点は1点しか決め切れてないので、そこも自分の課題なのかなと思いました」

―ゴールシーンはあそこ潜り込むのか、という感じだったけれど。
「自分、体が小さい方なので。相手の懐に入ってドリブルすることを得意としています」

―自分の見て欲しいところは、どのようなところ?
「自分はドリブルもそうですし……、もっとドリブルを最強の武器にできるように磨いていきたいと思っています」

―この1年はどういうシーズンでしたか?
「去年は惜しいところ、あと1勝のところで、全部負けてきて、 今年はそこで勝ち切れるチームにしていきたい。去年は悔しい1年でした」

―最後、選手権は出ていたが、1年間、個人としてはどうだった?
「夏とか、春とか、個人的に悔しい結果になって。冬で選手権のメンバー選ばれて、試合に出れたことは良いと思いますけど、そこでしっかり結果を残していかないといけない」

―新チームもなかなか面白そうですけど、どうしていきたい?
「今年は個人個人がみんな、技術とか、走力とか、フィジカルとか持ってるチームなので、そこを最大限活かして、この1年、選手権とか、インターハイへ向けて頑張っていきたいと思います」

―将来はどうしたい?
「将来は大学に向けて一生懸命頑張って、大学で頑張って、プロに行きたいと思います。

―どのような選手になっていきたい?
「チームの勝利をまず第一に、チームに勝利を与えられるような存在になりたいと思います。自分、そんなサッカーとか見ないんですけど、 自分が作った想像のドリブルとか(表現)したりしていきたいです」

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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